吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

ほぼ〇〇や〇〇もどきの話

2017年09月14日 | Weblog
最近、テレビで「ほぼ〇〇」や「〇〇もどき」の商品CMを見たりする。先日、生家の庭で小さな実を付けたウメモドキ(梅擬)に目を奪われた。がんもどき(雁もどき)や蟹(擬)カマなどは、結構本家を越えたおいしさがあるが、ウメモドキは全く梅の”もどき”さがない。

とは言え、梅擬や苔桃のように小さな赤い実を付ける秋の木の実は、かわいい。時には、小さな赤い花と間違う。赤い小さな実というと、ナナカマドやハナミズキなどが真っ先に思い浮かぶが、アオキやグミなどを別にするとマユミやサンシュユや万両千両などがイメージされる。しかし、南天や梅擬などの方が身近だ。

この”もどき”だが人によっては、時代受容性が高いと揶揄する。もどき(擬)は、どちらかというと批判や非難のイメージの抵牾(もどき)に近そうだ。もどき(擬)を、偽(にせ)や真似(まね)という人もいれば、まがいや模倣と言って揶揄する人もいる。中国あたりのパクリや贋作文化なども、この類だ。

文化と言えば、お笑いや喜劇などからみれば、道化や滑稽などを”もどき”というのかも知れない。偽装社会や虚偽社会などいわれる現代にあって、”もどき”は意外やハイテクなのかも知れない。ハイテク擬きは、遠慮したいが。
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