散文的で抒情的な、わたくしの意見

大河ドラマ、歴史小説、戦国時代のお話が中心です。

真田丸 予言の的中

2016年09月20日 | ドラマ
別のブログなんですが、1月ごろ、こんなことを書きました。

以下自分のブログの引用。

かつて、大河の主人公たちは大きく「変貌」しました。

だいたいは「ワル」になって凄みを増すのです。

最も典型的な例が「草燃える」で松平健さんが演じた「北条義時」。

悩める青二才だった義時は、最後には大権力者になって、他の豪族を滅ぼしていきます。

史実不明なので、設定上ですが、実朝も見殺しにします。

逆にワルとして登場し、盗賊になりはて、殺人強姦なんでもありだった義時の幼馴染。

滝田栄さん演じる「伊東某」(名前が浮かびません)は、最後は琵琶法師になって世の無常を語ります。

この二人の「クロス変化」。善が悪となり、悪が善となる。子供だった私の心に突き刺さりました。

人生とはこういうものか、子供心にそう感じたのです。

さて真田丸。

現時点での家康は殺す価値もない「へなちょこ」として描かれています。

目指すは家康の首ひとつ、と言われても、あの家康を殺しては、温水さんを殺したように「かわいそう」ってことになります。

私に分かることが三谷氏に分からないわけないので、きっと家康はどこかで「変貌」します。

ワルになって凄みを増すのです。

以上、引用終わり。

当たった。と子供みたいに楽しい気分になったというお話です。ヨタ話にお付き合いさせて、申し訳ありません。

真田丸  真田昌幸の遺言

2016年09月20日 | ドラマ
以下は有名なエピソードなんですが、真田家に「うとい」方は、ネタバレして「わくわく感」がなくなってしまうので、読まないことをお勧めします。

別のブログで9か月前、私は「九度山はどうするのだろう」と書きました。

真田太平記なら忍者が沢山います(十勇士ではありません)から、幸村の代わりに彼らが活動できるのです。でも真田丸ではサスケぐらいしかいない。九度山の15年が持たないのでは、と思ったのです。

結論としては、「描かない」ようです。1話か2話で15年ということですね。

来週には真田昌幸が死んでしまいます。

真田昌幸は幸村に遺言を残します。大阪城は南が弱い、そこに出城を築けというもの。いわゆる真田丸です。

しかし同時にこう言ったとも言われています。

幸村ではだめだ。人は真田昌幸(自分)が徳川を二度破ったことは知っているが、幸村の名は知らない。幸村が作戦を進言しても、人はその案を採用しない。

結果はほぼその通りになりました。

ところが真田丸はかなり事情が違います。

なにしろ茶々と幸村は「かつて淡い恋仲」という感じの仲だからです。

茶々は「あなたとは同じ日に死ぬ」とまで予言しています。

大野修理なんぞより、幸村の方が茶々に近いともいえるのです。

さて、三谷さんは、真田昌幸の遺言を扱うのか。扱わないのか、幸村の積極出兵論を誰が退けるのか。

私はそんな点に注目して、今後の話を見ていこうと思っています。