Kainoa Blog

音楽家社長 鴻池薫の音楽活動&レッスン記、思う事等 徒然日記
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映画「ジミ・栄光への軌跡」

2015-05-12 03:00:00 | ロックもろもろ
sakura5月1日(金) 
有楽町スバル座に「ジミ・栄光への軌跡」を見に行きました。

この映画の最終日に何とか行けて良かった!!


この映画は、私が世界で最も敬愛するギタリスト・ジミ・ヘンドリックスがアメリカのハウスバンド時代からイギリスでデビュー~モンタレー・ポップフェステイバルにいくまでの実話を描いています。
登場人物は本物ではなく、すべて俳優、女優さんです。
ジミヘンドリックス、キースリチャード、エリック・クラプトン、ポール、ジョージ、ジョン、リンゴのビートルズも出て来る。もちろジミのマネージャーとなった元アニマルズのチャス・チャンドラーも。
ジミ役は絶大な人気を誇るヒップホップユニットOUTKASTのメンバーであり、近年類稀なる才能を発揮しているアンドレ・ベンジャミン。
ギターを毎日8時間猛特訓し、喋り方、立ち振る舞い等、徹底的にリサーチを重ねてジミヘンドリックスを演じる事に心血を注いだそうです。


この映画で初めて知った事実がありました。

(1)1966年ニューヨークのチータークラブ。ローリング・ストーンズのキースリチャーズの恋人リンダ・キースが無名のギタリストジミヘンドリックスの演奏を見て衝撃を受けた事。
その才能にほれ込んだリンダは、ジミがまともなギターを持っていないと知るとすかさずキースに名前が入った白いストラトキャスターをプレゼントした事。
ジミが最初に持ったちゃんとしたギターはなんとキースリチャーズのストラトだったんですね。

(2)ポールマッカートニーがカリフォルニアで行われるモンタレー・ポップ・フェステイバルにイギリスでデビューしたジミを推薦していた事

(3)ビートルズが「サージャント・ペパース~」のアルバムリリースを記念するライブにジミが出演し、発売二日後に「サージャント・ペパース‘・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」をジミ流で完璧に演奏してしまった事。
しかも観客の中にビートルズがいる前で!(笑)

後、やはり今思う事は、1966~1968年のロックは恐ろしく進んでいたのに驚かされます。ファッションもアートもすべて!!
この映画はそのような事も改めて認識させてくれました。
この日、2回見てしまいました。映画館っていいですね!(笑)

映画のサウンドトラックで、ジミのギターを再現しているワデイ・ワクテルが最高の仕事をしています。ジミの本物の音源は版権の問題があり、使えなかったのでしょうね。
特に、映画最後に音楽だけ流れる、
モンタレー・ポップ・フェスでジミが演奏した「ワイルド・シング」ライブ・バージョンを限りなく再現しているのに驚かされました。
ジミがギターを壊し火をつけるところのノイズ音を、僕が聴いた限り完璧に再現しています。一体どうやって録音したのか??(笑)
そのうちDVDがでるでしょうから、ロックファンは必見だと思います。









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