Kainoa Blog

音楽家社長 鴻池薫の音楽活動&レッスン記、思う事等 徒然日記
since 2006

僕のロックな話(芽生え編その2)

2006-11-28 02:16:00 | 僕のロックな話
僕が読んでいた当時の音楽雑誌についてちょっと書いておこう。

まずはフォーク少年の頃から: 

中学1年生当時、フォーク少年になった僕が最初に愛読したのは「新譜ジャーナル」だ。
写真の号が記念すべき(?)最初に買ったものである。
主にフォーク系の曲集の雑誌でこれは本当に重宝だった。
しかもボブディランの奏法解説、ブルースの解説、はたまた世界の民謡みたいなコラムまであって今見ても貴重な資料がある。

写真の号には長谷川きよしの「別れのサンバ」の譜面が載っていた。
練習しようとしたがとてもじゃないけど難しくて弾けなかった。
ほんと、今改めてこの雑誌を見るとすごく面白い。
そして内容の前に、広告が時代を反映している。

モーリスギター(モリダイラ楽器)の広告のキャッチは、

「秘術の結晶モーリスのギター!!」。

イメージキャラクターはなんと藤圭子(まさか知らない人はいないよね?)で、
ギター持って写真に写っている。

アリアギターの広告のキャッチが泣かせる。

「ー若い仲間に愛がめばえる時、心のうたが生まれるーそんなとき、アリアギフォークギターはすばらしく響きます」

写真は相合傘で手を組んだアベックの後姿。男の右手にはギターケース。

CBSソニー(あの頃はこうだったんだよね)のフォーク系新譜の一面広告は 
カルメンマキ「東京はみなし児」。

キャッチは「あれから1年”時には母のない子のように”の感動が再びここに!」
その横にその曲の譜面が掲載されていて、僕が練習した形跡のメモが残っていた。

ふ~~~実に36年前も事である。 

ではまた不定期に続き書きます!


新譜ジャーナル1970年3月号自由国民社 定価はなんと150円!






昨日はレデイオ湘南で生トーク、アコギライブ

2006-11-27 14:07:20 | ライブ&イベント
 昨日はレデイオ湘南のざいつきげんさんの「音楽鍋」に出演して、ロック談義に花を咲かせました。久しぶりにロックの話したので、あまりいっぱいありすぎてどこから話したらいいかちょっと困りました。
ロックの魅力、ロック的感覚とは?と聞かれた時に、難しい薀蓄を語らず僕はずばり「カッコウから入る事」と言いました。まずはカッコウから。「カッコウから入れる」とも言えます。
これが大事なんですね~。という事は全ての事につながる事で、「格好よく」人生過ごしたくなるわけですね。
ロックもなんだかんだで60年の歴史を持つようになりました。それぞれのグループやミュージシャンが「歴史を作る」という認識なくやってきた事の積み重ねの60年だと思います。

でも歴史が出来ちゃった。もちろん日本のロックもそうです。

ロックが若い世代だけの音楽でない事も証明され、その場限りの音楽ではないと認識されてきました。
その中で個人的には1965~1974年までが最高だと思っています。それから後は、全体的に「きれい」になりすぎちゃってる感じがして。

死ぬまでジーパン(ジーンズね)やブーツが似合う男でいたいと思ってます。皮ジャンだって持っているんだぞ~!!

昨日演奏したのは、ビートルズの「In My Life」、
クリーム、というかロバートジョンソンの「Crossroads」でした。


赤レンガHo'ike2005&2006のDVDに関して、お願い

2006-11-25 19:52:43 | ライブ&イベント
 先日の赤レンガHo'ikeで昨年のHo'ike2005のDVDを発売いたしましたが、まだ御予約していない方はぜひ購入していただければ幸いです。

今年のHo'ike2006のDVDも発売を予定しておりますが、御予約が少ない場合は発売を残念ながら中止させていただきます。


僕のロックな話(芽生え編その1)

2006-11-25 01:38:00 | 僕のロックな話
 僕が最初に聴いたロックはビートルズ。
兄とは5才年が離れているので、兄が買ったレコードを小学生の頃から聴かせてもらっていた。
当然ロック関連では、ベンチャーズやビートルズも聴いていた。

ビートルズの「I Feel Fine」のEPが好きで、イントロのギターの「ブイーン」というハウリング音が不思議でたまらなかった。
大分経って、あれは偶然録音中に出た音でそれがOKになっちゃったと知って感動した。

たしか僕が小学校3年の頃だったか、テレビでビートルズの来日コンサート見た覚えがある。


小学校6年の時位にローリングストーズの「Jumpin' Jack Flash」のEPを兄貴が買ってきて聴かせてもらった。
子供ながら「うわ~、なんてカッコいいんだろう!」と思った。

ストーンズのあぶない雰囲気が好きになって、日本のグループサウンズのゴールデンカップスがテレビに出てくると釘付けになっていた。

GSはタイガーズ、スパイダース、テンプターズ、ジャガーズ、パープルシャドウズ、ブルーコメッツ、ワイルドワンズ、ビレッジシンガース、ゴールデンカッップス、モップス等を中心に1965年から1968年までの3年間一大ブームだった。

兄は レオビーツ、フォーナインエースとかしぶいGSのEPも買ってきて、僕に聴かせてくれた。

ゴールデンカップスはテレビの生放送で他のGSと違い、そっぽ向いて演奏しているので急に演奏やめちゃうんじゃないかって心配して見てた。

当時家にあったオープンリールの録音機(カセットレコーダーの前の段階)に口三味線で手でドラムもどき、口で英語もどきでめちゃくちゃな歌入れて遊んでいた。
後にそれを兄貴に聴かれ、えらくからかわれた。

中学に入り、誕生日にギター買ってもらって、フォーク少年になった。

当時は70年安保のまっただ中で、大学は全学連で封鎖、新宿では「フォークゲリラ」と称する人達が西口でフォーク集会開いていて、世の中は学生を中心に「反体制」「反戦」「反安保」で動いていた。当時は左翼思想礼賛がメインで、メディアもそうだったが、いわゆる知識人で「愛国」や「安保賛成」なんて言う人はほとんど誰もいなかった。

中学1年の時の試験勉強で徹夜していた時のエピソード:
勉強疲れで休憩した時には、深夜ラジオ(主にニッポン放送聴いていた)を聴いていた。
ある日、ラジオからすごくヘビーなギターのイントロの曲が始まり、びっくりした。
今まで聴いた事もない音だった。

その時はバンドの名前を聞き逃したが、すぐに何日かしてまた深夜ラジオでまたかかった。

レッドツェッぺリンのファーストから「Good Times Bad Times」だった。


そこから僕のロックは始まったと思う。

ではまた続きはいつかまた!








明後日日曜日はレデイオ湘南に出演

2006-11-24 23:43:16 | ライブ&イベント
 12月26日(日)19:00~20:00レデイオ湘南のざいつきげんさんの番組「ざいつきげんの音楽鍋」に生出演します。もちろん毎月4週目に出演しているアネラも一緒ですが、ハワイアンではなくロックギタリストとして来てくれとの事。
僕は60年代後半から70年代前半のロックをリアルタイムで聴いてきたから、その時期のロックが最高だと思っています。今のロックには申し訳ないけどね。ブルースロックが好きで、そういうのってその時代しかないような気がする。日曜日にはどれだけロックの話出来るかわからないけど、アコギ一本持って何かアネラと一緒にやると思います。

先日も「鴻池薫の一番やりたい事って何ですか?」って聞かれたんだけど、鴻池ワールドはひとつのジャンルじゃないから一言で言えないから自分でも難しい。

来年に向けて企画はいろいろありますが、まだ言える段階じゃないので・・。
でも年に一回位はブルースロックのライブはやりたいね。

レデイオ湘南の放送をお楽しみに!インターネットで聴けるようです。
http://www.radioshonan.co.jp/