ロボット・メカトロニクス学科小川研究室では、2008年11月に「障害者の震災、避難時対策」について討論を行いました。
今回の東日本大震災では多くの被災者を出していますが、その中で障害のある方々の生活はたいへん厳しいものがあります。
近年には、2008年に岩手・宮城内陸地震、それ以前には新潟県中越地震、阪神淡路大震災など多くの経験をしてきました。
そこで、震災時に困難を覚える人たちの声を聞きながら、個人的な配慮・工夫を共有するとともに、社会的な課題も整理してみました。
その時の内容は、次の通りでした。
◆ 問題提起 「障害者に対する震災対策の一例」
・神奈川県障害者自立支援センター事務局長
◆パネラー
・みんなでつくる平塚理事(車いすユーザーから)
・神奈川聴覚障害者総合福祉協会事務局長(聴覚障害当事者から)
・神奈川県視覚障害者情報・雇用・福祉ネットワーク(視覚障害当事者から)
・神奈川県手をつなぐ育成会会長(知的障害、自閉症児をもつ親の立場から)
◆指定発言
・自閉症児をもつご家族
・在日されている外国人の方とご家族
・精神障害のある方、関係機関の方
・高齢者福祉に関わる方
・そのほか、震災時などに弱者となる可能性のある方々や支援者
コーディネーター 小川喜道 人間福祉・健康科学コース教員
以上に詳細な報告書は、下記よりダウンロードできます。
http://www.rm.kanagawa-it.ac.jp/~ogawa/publication/disaster-and-disability.pdf
印刷物をご希望でしたら、下記にご連絡ください。
今年は、被災地に暮らす障害者の実情を踏まえた議論を深めていく予定です。
企画に対してご意見などがありましたら、お知らせください。
ロボット・メカトロニクス学科
人間福祉・健康科学コース 小川