☆映画の旅の途中☆

色んな映画をどんどん観る旅

『グランド・マスター』(2013)

2013年06月28日 | 西洋/中東/アジア/他(1990年以降)
『グランド・マスター』(2013)

ウォン・カーウァイ監督、トニー・レオンさん、チャン・ツィイーさん出演。

【STORY】
戦争の足音が迫っている1930年代の中国が舞台。
中国拳法の中でも有名な詠春拳の達人にして、ブルース・リーの師匠としても知られる実在の武術家イップ・マンが織り成す激闘の数々を活写する。
(Y!映画より抜粋)

【感想レビュー】@theater
もうまずは、映像美に目を奪われました♡

“水”の描写は本当に美しかったです。

一滴の水が滴るカット。

激しい雨の中での闘いのシーン。

全体的に黒を基調とした映像の中で、水やラストのチャン・ツィイーさんの紅の唇が映えて、ドキドキしました


武術家イップ・マンの人生を、武術に生きる同志達の視点を交えて描かれています。

時代に翻弄される武術家達の運命。

継承していくことが出来ず、武術が散逸してしまう運命。

そんな武術家達の哀しさを、トニー・レオンさんは瞳で静かに語ります。


イップ・マンの人生を、あえて俯瞰で捉えた構成に、ウォン・カーウァイ監督の彼への畏敬の念をビシビシと感じました。


ラストに若かりしイップ・マンの手合せをもう一度!

と願いつつ観ていたので、終わり方も大満足でした



『マークスの山』(1995)

2013年06月28日 | 西島秀俊さん☆映画
『マークスの山』(1995)

崔洋一監督、中井貴一さん、萩原聖人さん、名取裕子さん、小林稔侍さん、西島秀俊さん出演。

原作は、第109回直木賞を受賞した高村薫の同名長編小説。R指定。

【STORY】
連続殺人事件とその裏に潜む大きな影の存在に、真っ向から戦いを挑む捜査員たちの姿を描いたサスペンス。

【感想レビュー】
豪華俳優陣の共演で、とっても重厚感のある画面です。

ストーリー自体は、シンプルな捜査劇といった趣きです。
原作を読んでいないのですが、話しは追えました。

ただ、モチーフにもなっている、学生運動の果てにあった浅間山荘の仲間内のリンチ殺人事件(山岳ベース事件)という、歴史的事実を把握していないと、少し分かりにくいかもしれません。。


それでも、小林稔侍さんの狂気の演技が…、素晴らしくて。

名取裕子さんの、文字通り、身体を張った演技も凄かったです。

長編小説が原作の場合、時間がある程度限られている映画にまとめるのは、さぞかし大変なのだろうな…。

と思うのですが、人物の心理描写を俳優さんが演技で語ってしまう…という素晴らしいシーンが沢山ありました。



そして、西島さん、お若いです!!

そもそも、井筒監督『パッチギ!LOVE&PEACE』(2007)の記者会見の折に、西島さんが、「マークスの山」の時の井筒監督の死体の演技が凄い存在感だった!!と仰っていたのを聞いて、どうしても見たかったのですけども。

本当に、凄かったです!!

西島さんが、よく共演する俳優さん達とも、この頃からもうご一緒だったんだなぁ…となんだかジーンときました

そして、ストロベリーナイトをご覧になった方は、捜査会議のシーンで、おっ!この関係性は…✨…と感慨深く思うカットがあると思います♡





『セデック・バレ』(2011)

2013年06月26日 | 西洋/中東/アジア/他(1990年以降)
『セデック・バレ』(2011)

ウェイ・ダーション監督。

イメージ
↓↓↓↓
http://m.pinterest.com/pin/4433299605214682/

【STORY】
1930年、日本統治下の台湾で起こった先住民セデック族による抗日暴動・霧社事件を描く。

全2部作。
日本公開は2013年。
『セデック・バレ 第一部 太陽旗』
『セデック・バレ 第二部 虹の橋』

【感想レビュー】@theater
怒涛の4時間30分でした。

物語は、セデック族の信仰や価値観が作品の核となり、展開します。

様々な立場でそれぞれの想いが交錯していく。

対日と取られる側面があるかもしれないけれども、そうではないと思います。

一般的には、親日で知られる台湾ですが、こうした史実があって、今があるという事を改めて考える、良いきっかけとなりました。

この映画を一つの視点として受け止めたいと思います。
【監督のお話】
↓↓↓↓
cineref.com/report/2013/04/post-107.html


また、誇りの為、頑なまでの信仰の為に闘う男達と、深い愛情に満ちた女達が印象的でした。

さらに醍醐味は、山深い密林の中を疾走するシーン!!

この疾走感が本当に凄いです!!!!

劇場を出た後、渋谷の街を疾走したくなりました

先住民を演じる役者陣の逞しい四肢に、セデック族の誇り高き生命が宿る。

命の匂いを感じさせる、スケールの大きな映画でした



『アートフル・ドヂャース』(1998)

2013年06月26日 | 西島秀俊さん☆映画
『アートフル・ドヂャース』(1998)

保田卓夫監督、いしだ壱成さん、西島秀俊さん出演。


【STORY】
夢を追い求め、ニューヨークで奮闘する若者たちの姿を描いた青春ドラマ。

クリスマスを間近に控えたニューヨーク。画家志望の優一郎(いしだ壱成さん)は、ポルノ小説を書いている圭介(西島秀俊さん)とギタリストの勉とつるんでは、貧乏ながらも気ままな生活を送っていた。(Movie Walkerより抜粋)


【感想レビュー】
映画が好きな人ばかりが集まって創ったという本作は、すみずみに至るまでなんだかとってもオシャレです。

ニューヨークの街の息づかいを感じるシーン。


中華屋の雑多な雰囲気。


照明の当たり方で生まれる陰影。


登場人物達の部屋も、それぞれのキャラクターにぴったりな感じです。


圭介は、貧しくても心は豊かに、オシャレに暮らすんだ、という心意気を感じさせるキャラクターで、照れ屋なのか、ぶっきらぼうにちょっと嫌なヤツを演じている風だったりするのだけど♡
本当はとっても、イイ奴なのです。


棚ぼたで、カニを頬張るシーンがあるのですが、がっついてマス♡

パキパキ、ガツガツ、がっついてマス♡

だって、収入はごく僅かで…。
まだ若いからたっぷり食べたいのに、でも、満足に食べれないから…。


さらに、友達想いだったりもします♡


クールで、分かりにくいけどでも、本当は優しい…♡

西島さんが演じると、圭介っていう人物が実際に存在するような気がしてきます。


バブルがハジけて、日本に居る事よりも海外で夢を追い求める、そんな価値観が格好良かった、そんな時代背景を思い出します。

ちょっとほろ苦くて、でも温かい作品でした♡

『夜のとばりの物語』日本語吹替版(2012)

2013年06月26日 | 西島秀俊さん☆映画
『夜のとばりの物語』(2012)

ミッシェル・オスロ監督
【嘘をつかなかった青年】
馬のメロンギ役:西島秀俊さん。



【STORY】
夜な夜な好奇心旺盛な少年と少女が、古い映画館で映写技師と共に話を紡ぎ、6つの世界の主人公となる。

その6つの短編作品を通して描かれるのは“愛”。

呪われた人を愛した時、
生贄として殺される少女を愛した時、愛の証に愛する者の命を奪わねばならない時、
愛はその深さを試される…。
(Movie Walkerより引用)

【感想レビュー】
圧倒的な色彩美で描かれる影絵の世界。

とっても素敵でした!!

西島さんの吹き替えた、メロンギは、言葉の話せる馬です。

思慮深く、温かく、自分の世話役の男を大切に想っている事が伝わってきます。

オスロ監督自身が、『メロンギは人間でもなく、馬でもない複雑なキャラクター』という風に仰っています。

西島さんは、メロンギの事をどちらかというと神様に近い、と仰っています。

抑えた声のトーンの中に、温かさや優しさが感じられて、西島さんのメロンギ、とっても素晴らしかったです