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■やっぱり郵政民営化は郵政私物化であり、郵政米営化だった 日刊ゲンダイ(講談社)2016/05/15

2022-06-04 05:04:58 | 日記

 


■やっぱり郵政民営化は郵政私物化であり、郵政米営化だった

日刊ゲンダイ(講談社)2016/05/15

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/181388


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郵政民営化から10年が経過した。


小泉構造改革の本丸と言われ、当時の御用学者たちは、郵政民営化によって日本経済にバラ色の未来がやってくると口を揃えた。

ところが、日本経済に何の効果もないどころか、郵政事業は、民営化後、じり貧状態を続けている。


そして何より、国民に感じられるメリットというのが、何ひとつないというのが実態だろう。

地方部では、むしろサービスが低下しているのが実情だ。


それは、一体なぜなのか。

本書は、一貫して郵政民営化を批判し続けてきた経済学者の菊池英博氏と元郵政官僚の稲村公望氏の共著だが、2人の見解は、ほぼ同じだ。


郵政民営化は、郵政私物化であり、郵政米営化だったというのだ。

かつての国鉄と異なり、郵政事業は、赤字を出していたわけではない。


だから、当然、事業に税金はつぎ込まれておらず、財政面からの改革の必要などなかった。

だが、郵政を食い物にしようとする財界にとっては、どうしても郵政事業にくさびを打ち込みたかったようだ。


例えば、かんぽの宿は、再三の中止助言があったにもかかわらず、オリックス不動産に安値で一括売却された。

ゆうちょ銀行が発行するクレジットカードは、三井住友銀行に業務委託されたが、選定を担当したのは三井住友カード出身の社員だった。


人材派遣会社のザ・アールが受託する研修業務の件数が民営化後激増した。

オリックスグループ議長の宮内義彦氏、三井住友銀行頭取の西川善文氏、ザ・アール社長の奥谷禮子氏(いずれも当時)は、小泉構造改革推進の立役者だ。


彼らが、郵政の利権を貪ったというのが「私物化」だ。

そして、「米営化」というのは、ゆうちょマネーを米国の資金繰りに使いたいという米国の思惑だ。


米国は、90年代から、ゆうちょと簡保の民営化を強く要求してきた。

すでに、郵政は、リスクの高い米国債での運用に傾いているが、著者は、まだこちらのほうは、ブレーキがかけられるという。


ゆうちょと簡保の株式売却を凍結すればよいというのだ。

政府系金融機関の株式売却が凍結されようとしているいま、同じことをやればよいのだ。

 

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■やっぱり郵政民営化は郵政私物化であり、郵政米営化だった
日刊ゲンダイ(講談社)2016/05/15
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/181388

 

 

 

 

 

 

 

 


■郵便局再編のタブー視続く M&A失敗の源流に

日本経済新聞 2021年5月24日

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA13CQ30T10C21A5000000/?n_cid=SNSTW005


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日本郵政グループが傘下のオーストラリアの国際物流会社、トール・ホールディングスの一部事業を6月に売却する。


物流の受託事業などの残る部門で立て直すと説明するが、6200億円を投じた巨額買収は事実上、失敗した。


日本郵政はなぜ拙速なM&A(合併・買収)で過ちを繰り返すのか。


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■郵便局再編のタブー視続く M&A失敗の源流に
日本経済新聞 2021年5月24日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA13CQ30T10C21A5000000/?n_cid=SNSTW005

 


■水道民営化のウラに…麻生財務相“身内に利益誘導”の怪情報 日刊ゲンダイ(講談社)2018/12/12

2022-06-04 05:04:43 | 日記

 


■水道民営化のウラに…麻生財務相“身内に利益誘導”の怪情報

日刊ゲンダイ(講談社)2018/12/12

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/243479


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10日閉幕した臨時国会で、安倍政権が強行成立させた「水道民営化法」を巡り、かねて民営化を推進してきた内閣府に“水メジャー”の仏「ヴェオリア」の日本法人社員が出向していたことが発覚。


「利益誘導だ」と批判が噴出したが、実は「麻生財務相も一枚かんでいるのでは」との怪情報がSNS上で飛び交っている。

日刊ゲンダイは真相を追った。


〈麻生太郎の娘婿がヴェオリア社の幹部〉

〈麻生太郎の娘がヴェオリアの重役と結婚しフランス在住〉

〈水道民営化して(麻生の)娘は大儲け〉――。


ネット上には今、こんな投稿があふれ返っている。

まず、麻生氏の娘についてだが、フランス人男性と結婚したのはまぎれもない事実。


「週刊文春」(2014年1月30日号)によると、麻生氏の娘は、同年1月中旬に結婚お披露目会をパリで開催した。

会場は、フランスで200年以上の歴史を持つ5つ星ホテル「ル・ムーリス」。


両家と近しい関係者約30人が参加した夕食会は、ルイ15世の寵愛を受けた公妾の肖像画が飾られている「ポンパドゥール夫人の間」だった。

麻生氏の娘は東大文学部で美術について学び、卒業後、イギリスの大学に留学。

フランス人の夫とは、美術品のオークションなどを手掛ける会社に勤めてから知り合ったという。

 

・野党議員の追及に色をなして反論


一方、夫がヴェオリアに勤めているかどうかは真偽不明だ。

事実を裏付けるだけの情報を得ることはできなかった。

ただ、妙な疑いを持たれているのは、麻生氏の過去の発言が原因となった可能性が高い。

麻生氏は、娘の結婚お披露目会の約9カ月前、13年4月に米国のシンクタンク「戦略国際問題研究所」の講演で、「(日本の)水道はすべて国営もしくは市営・町営でできていて、こういったものをすべて民営化します」とぶち上げたのだ。


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■水道民営化のウラに…麻生財務相“身内に利益誘導”の怪情報
日刊ゲンダイ(講談社)2018/12/12
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/243479


■外資が水道事業で攻勢、仏ヴェオリアが松山市から受託 日本経済新聞 2012年3月13日

2022-06-04 05:03:51 | 日記

 

■外資が水道事業で攻勢、仏ヴェオリアが松山市から受託

日本経済新聞 2012年3月13日

https://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1302A_T10C12A3000000/


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世界最大の水事業会社であるフランスのヴェオリア・ウォーターの日本法人、ヴェオリア・ウォーター・ジャパン(東京都港区)が2012年4月から、松山市の浄水場の運転業務などを始める。


外資系企業が単独で日本の自治体の水道業務を受託するのは初めて。

ヴェオリアが手掛けるのは、市之井手や垣生など4カ所の浄水場の運転や設備の維持管理などの業務。


このほか、公共側が資金を調達して民間企業に建設や維持管理を委託する「DBO(Design Build Operate)」方式によって栗田工業などが建設した高井神田浄水場とかきつばた浄水場の配水業務なども担う。


松山市が2011年8月~11月に実施した公募型プロポーザルを経て、12月26日に市と契約した。

契約期間は2012~2016年度の5年間で、受託金額は12億9654万円。


ヴェオリアが関わる6カ所の浄水場の給水量は1日当たり計14万t(給水能力は計20万t)。

松山市の給水区域のほぼ全域をカバーし、人口の9割強に当たる約48万人に水を供給する。


同社が日本の自治体から受託した水道業務のなかでは最大規模となる。

これまで松山市では、三菱商事などが出資するジャパンウォーター(東京都千代田区)が水道業務に携わってきた。


2004~2006年度に垣生浄水場、2005~2006年度に市之井手浄水場、2007~2011年度に両浄水場で、それぞれ運転業務などを受託。

同社は、2012年度以降も業務継続を目指してプロポーザルに参加したが、一騎打ちとなったヴェオリアに技術面やコスト面で敗れた。


日本の水道市場の規模は2兆~3兆円と言われる。

松山市のケースを機に、ヴェオリアをはじめとする海外勢と日本勢との競争が激化する可能性がある。


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■外資が水道事業で攻勢、仏ヴェオリアが松山市から受託
日本経済新聞 2012年3月13日
https://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1302A_T10C12A3000000/

 

 

 


■宮城県、水道運営権を民間に売却へ 上下水道含めた委託は全国初

毎日新聞 2021/7/5

https://mainichi.jp/articles/20210705/k00/00m/040/209000c


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宮城県議会は5日、上下水道と工業用水の20年間の運営権を民間に売却する「みやぎ型管理運営方式」の関連議案を賛成多数で可決した。


上水道を含めた3事業一括の民間委託は全国初で、県は2022年4月の事業開始を予定する。

県は引き続き施設を所有し、水質管理や経営監視も行うとしている。


議会には、水処理大手メタウォーター(東京)やフランスのヴェオリアグループの関連企業など10社で構成する企業グループに運営権を設定する議案のほか、グループの財務状況などを議会に報告するよう求める条例も提出され、可決・成立した。


水道3事業の運営権だけを民間に売却する「みやぎ型」を巡っては、人口減や設備の老朽化による利用者の負担増を抑えるためとして、村井嘉浩知事が中心となって推進。

外資系企業の参入に対する不安や運営形態が不明確との声もあり、導入に反対する市民団体が約2万筆の署名を集めた。


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■宮城県、水道運営権を民間に売却へ 上下水道含めた委託は全国初
毎日新聞 2021/7/5
https://mainichi.jp/articles/20210705/k00/00m/040/209000c