私は短歌を趣味にしているが、
ときどき、こんなことしても無駄ではないかと思うときもある。
たしかに無駄なことをしているのかもしれない。
有名な歌人になるのなら、ともかく、こんな無名の人間が努力して何になる
という気持ちになるときもある。
私のような難聴者でなければ、歌会とかに参加したりして、
それなりの楽しみ方もできるであろう。
私は、それができないから、一人で作って、一人で喜んだり、悲しんだりしている。
それでも、短歌をやっていてよかったと思うことは、
直接、短歌にはかかわりのない分野でのひらめきに繋がったり、
私の(貧しい)教養を高めてくれる働きはあるように思う。
歌を作っていなかったら無関心であった事柄に関心を持ったりすることができるのである。
現在はやめているが、インターネット歌会に参加していた頃は、他の人の「歌の読み」で、
短歌をしてなかったら、一生関わることのなかった分野の話が聞けたりした。
歌の仲間には大学院で専門分野を学んできた人たちもいたから、
短大までしか学んでいない私には、
ある意味、ただで学ばせていただける学習の場であったと言えるかもしれなかった。
私自身も、自分なりの発言をすることは楽しかった。
が、私が結社誌に歌を出詠していなかったことを咎める若い人がいて、
「結社誌に歌を出していない人には発言資格はない」と言われてしまった。
当時、出詠しないのには、出詠しない理由が私にはあったにも関わらず・・・。
私自身は会費も納めているのだから、そんなことを言われる筋合いはないと思ったが、
言われたこと自体が不愉快だったから退会した。
私たちのころは、目上の人は、目上だというだけの理由で敬ったものだが、
最近の若い人たちには、そういう意識はないようである。
セレンディピティについて書こうとしていて話が逸れてしまった。
*
★短歌して何になるのと聞かれたらセレンディピティと応へむと思(も)ふ
★ノーベル賞受賞するほど大それたことはなけれどセレンディピティ
★玉ねぎの自動剥き器を試作する夫(つま)にも起これセレンディピティ
★ひらめきはひらひらひらとどこかからくるものらしくセレンディピティ
*
ご参考→セレンディピティ
所属していた短歌結社の前主宰、永田和宏氏が
アメリカ国立がん研究所客員助教授在任中だった1986年には、コラーゲン生成に特異的な機能を持つ熱ショックタンパク"HSP47"を発見できたのは、
本来は生物学者である永田和宏氏が、
一見無駄なような短歌に関わることで起こった奇跡ではなかったか。
私には、このセレンディピティが働いたのではなかったかと思えるのだが、どうだろう?
ときどき、こんなことしても無駄ではないかと思うときもある。
たしかに無駄なことをしているのかもしれない。
有名な歌人になるのなら、ともかく、こんな無名の人間が努力して何になる
という気持ちになるときもある。
私のような難聴者でなければ、歌会とかに参加したりして、
それなりの楽しみ方もできるであろう。
私は、それができないから、一人で作って、一人で喜んだり、悲しんだりしている。
それでも、短歌をやっていてよかったと思うことは、
直接、短歌にはかかわりのない分野でのひらめきに繋がったり、
私の(貧しい)教養を高めてくれる働きはあるように思う。
歌を作っていなかったら無関心であった事柄に関心を持ったりすることができるのである。
現在はやめているが、インターネット歌会に参加していた頃は、他の人の「歌の読み」で、
短歌をしてなかったら、一生関わることのなかった分野の話が聞けたりした。
歌の仲間には大学院で専門分野を学んできた人たちもいたから、
短大までしか学んでいない私には、
ある意味、ただで学ばせていただける学習の場であったと言えるかもしれなかった。
私自身も、自分なりの発言をすることは楽しかった。
が、私が結社誌に歌を出詠していなかったことを咎める若い人がいて、
「結社誌に歌を出していない人には発言資格はない」と言われてしまった。
当時、出詠しないのには、出詠しない理由が私にはあったにも関わらず・・・。
私自身は会費も納めているのだから、そんなことを言われる筋合いはないと思ったが、
言われたこと自体が不愉快だったから退会した。
私たちのころは、目上の人は、目上だというだけの理由で敬ったものだが、
最近の若い人たちには、そういう意識はないようである。
セレンディピティについて書こうとしていて話が逸れてしまった。
*
★短歌して何になるのと聞かれたらセレンディピティと応へむと思(も)ふ
★ノーベル賞受賞するほど大それたことはなけれどセレンディピティ
★玉ねぎの自動剥き器を試作する夫(つま)にも起これセレンディピティ
★ひらめきはひらひらひらとどこかからくるものらしくセレンディピティ
*
ご参考→セレンディピティ
所属していた短歌結社の前主宰、永田和宏氏が
アメリカ国立がん研究所客員助教授在任中だった1986年には、コラーゲン生成に特異的な機能を持つ熱ショックタンパク"HSP47"を発見できたのは、
本来は生物学者である永田和宏氏が、
一見無駄なような短歌に関わることで起こった奇跡ではなかったか。
私には、このセレンディピティが働いたのではなかったかと思えるのだが、どうだろう?