新しいお隣さんが越してきた。その名も「青木さん」。小さなご夫婦で、今、卵を温めている
真っ最中と思われる。
青木さんはアオガラと呼ばれる、シジュウカラ、ヒガラと同じカラ類に属する体長11-12cmの
スズメより一回り小さな鳥で、ヨーロッパ、北アフリカに分布する小鳥だ。もちろん、
青木さんは私たちが付けた名前だが、2、3週間前から庭のサクランボの木に付けた、娘たちの
手作りの巣箱の中にコケなどをせっせと運び始め、今は交代で卵を温めている様子。卵が
孵るのには2週間くらいを要すると言うので、うまくいけば来週にも雛が生まれるかもしれない。
↓アオガラ

↓青木さん宅

娘たちが野鳥に興味を持ち始めたのは去年のこと。ダンナと私が引越しの最後の荷物を
サラン・レ・バンに運んだ日、小屋の雨どいの中に巣から転げ落ちたと思われる2羽の雛鳥を
発見。昨年はヨーロッパも50年来と言われる記録的な暑さで、この日も38度を超える暑さ。
昼頃サラン・レ・バンに着いた時にも雨どいの中からカサカサと音が聞こえていたが、
実際に雛鳥を見つけたのは夕方の5時過ぎだったため、雛鳥は脱水症状を起こして
いるようだった。ハエや小さなミミズなどを捕まえて与えたものの、結局翌朝までに1羽は
死んでしまい、残った1羽を連れてドロームのご近所に預かってもらっていた娘たちを
迎えに行った。これが娘たちとその後チュチュと名付けられたヒガラという鳥の出会い
だった。チュチュと私たちはその後、5週間に渡りコルシカ島、イタリア、クロアチア、
ハンガリー、オーストリアと車に乗って旅をしたが、旅が終わってサラン・レ・バンに
戻った2日後に風邪が悪化したのかこの可愛らしい小鳥は死んでしまった。
しかし娘たちは、この忘れがたいチュチュとの思い出と、その後始まった転校先の学校で
野鳥に詳しい先生と巡り会った事で野鳥への興味が芽生え、自分で図鑑を見たりしながら
沢山の鳥を覚えた。
↓チュチュとの思い出






冬になってからは、庭の木に餌となる植物油で鳥の好きな種を固めてボールにした物を
買ってきて吊るしたり、餌台にヒマワリやクルミを置いたので、沢山の鳥が集まるように
なった。庭には他にも虫を食べる鳥も来るので、全部で20種類くらいはいるだろうか。
季節にもよるが、羅列すると、
ヒガラ(チュチュ)、アオガラ(青木さん)、シジュウカラ、ハシブトガラ、カンムリガラ、
ズアオトリ、ゴジュウカラ、ノバト、マヒワ、ゴシキマヒワ、クロジョウビタキ、
ヨーロッパコマドリ、ミソサザイ、タンシキバシリ、ウソ、クロウタドリ、アカゲラ、
アオカワラヒワ
といった鳥たちが庭に来るようになった。家が町外れのせいかスズメやカラスは
ほとんど見ることがない。アオガラやズアオトリなどを始め日本では見られない鳥も
いるので、フランス生活の楽しみの一つになっている。
↓餌に集まる鳥たち
真っ最中と思われる。
青木さんはアオガラと呼ばれる、シジュウカラ、ヒガラと同じカラ類に属する体長11-12cmの
スズメより一回り小さな鳥で、ヨーロッパ、北アフリカに分布する小鳥だ。もちろん、
青木さんは私たちが付けた名前だが、2、3週間前から庭のサクランボの木に付けた、娘たちの
手作りの巣箱の中にコケなどをせっせと運び始め、今は交代で卵を温めている様子。卵が
孵るのには2週間くらいを要すると言うので、うまくいけば来週にも雛が生まれるかもしれない。
↓アオガラ

↓青木さん宅

娘たちが野鳥に興味を持ち始めたのは去年のこと。ダンナと私が引越しの最後の荷物を
サラン・レ・バンに運んだ日、小屋の雨どいの中に巣から転げ落ちたと思われる2羽の雛鳥を
発見。昨年はヨーロッパも50年来と言われる記録的な暑さで、この日も38度を超える暑さ。
昼頃サラン・レ・バンに着いた時にも雨どいの中からカサカサと音が聞こえていたが、
実際に雛鳥を見つけたのは夕方の5時過ぎだったため、雛鳥は脱水症状を起こして
いるようだった。ハエや小さなミミズなどを捕まえて与えたものの、結局翌朝までに1羽は
死んでしまい、残った1羽を連れてドロームのご近所に預かってもらっていた娘たちを
迎えに行った。これが娘たちとその後チュチュと名付けられたヒガラという鳥の出会い
だった。チュチュと私たちはその後、5週間に渡りコルシカ島、イタリア、クロアチア、
ハンガリー、オーストリアと車に乗って旅をしたが、旅が終わってサラン・レ・バンに
戻った2日後に風邪が悪化したのかこの可愛らしい小鳥は死んでしまった。
しかし娘たちは、この忘れがたいチュチュとの思い出と、その後始まった転校先の学校で
野鳥に詳しい先生と巡り会った事で野鳥への興味が芽生え、自分で図鑑を見たりしながら
沢山の鳥を覚えた。
↓チュチュとの思い出






冬になってからは、庭の木に餌となる植物油で鳥の好きな種を固めてボールにした物を
買ってきて吊るしたり、餌台にヒマワリやクルミを置いたので、沢山の鳥が集まるように
なった。庭には他にも虫を食べる鳥も来るので、全部で20種類くらいはいるだろうか。
季節にもよるが、羅列すると、
ヒガラ(チュチュ)、アオガラ(青木さん)、シジュウカラ、ハシブトガラ、カンムリガラ、
ズアオトリ、ゴジュウカラ、ノバト、マヒワ、ゴシキマヒワ、クロジョウビタキ、
ヨーロッパコマドリ、ミソサザイ、タンシキバシリ、ウソ、クロウタドリ、アカゲラ、
アオカワラヒワ
といった鳥たちが庭に来るようになった。家が町外れのせいかスズメやカラスは
ほとんど見ることがない。アオガラやズアオトリなどを始め日本では見られない鳥も
いるので、フランス生活の楽しみの一つになっている。
↓餌に集まる鳥たち
