日本・フランス・アメリカ 3つの国をくらべてみたら

アメリカでの生活を中心に、6年半暮らしたフランスや母国日本との違いに触れながら、気の向くままに書いていきます。

初心者コース

2012-11-15 22:01:05 | 語学学校
朝、授業が始まるのを教室で待っていると、昨日初めて話をした日本人女性が何やら興奮した様子でやってきた。
「もしかして、娘さんの名前○○ちゃんじゃない?」と言われた名前が上の娘の名前だったので、「え!?そうだけど」
と答えると、「じゃあ、妹さんは△△ちゃん?」、「えぇっ!?そうだけど???」

何事かと思ったら、先日公園で彼女の子供たちを遊ばせていたら、同じ年頃のフランス人の女の子が一緒に遊び始めたのだ
そう。そして、彼女の下の子供の名前を聞いて、「○○、遊ぼう!」などと話しかけてくるのだが、その名前は日本の
名前で、フランス人には難しい発音。子供の中には上手に発音できる子も居るのだが、大人はほとんど発音できないほど。

それなのに、一緒に遊び始めたフランス人の女の子はいとも簡単に彼女の下の子供の名前を呼ぶので、「日本語の
名前なのに上手に言えるね」と彼女が言うと、「だって、同じクラスに○○って言う、同じ名前の日本人の子が居るんだもん!
その子には妹も居て、△△って言うんだよ!」と言っていたのだそう。

どうやら、彼女の娘さんと遊んでいたのは、偶然にも上の娘のクラスメイトだったらしいのだ。昨日出会ったばかりの
人とこんな形で繋がっていたなんて、何だか驚いてしまって、例のごとく、2人ともひそひそ話では無くなってしまっていた・・・。


今日の授業は、家族についての説明。今までは、「私は○○です」という“1人称単数”の主語だったものを、「私の
両親(3人称複数)は・・・」、「私の兄(3人称単数)は・・・」などと、人称を変化させる練習だ。英語なら3人称
単数の時だけ、動詞の語尾に“s”を付ければいいので単純だが、フランス語は各人称によって動詞が複雑に変化する。
規則動詞も3種類もあるし、不規則動詞も山のようにあるし、これだけで頭が痛くなりそう。

そんな訳で、昨日はアルファベットを習っていた私たちが、今日は動詞の変化を勉強していたりして、一口に初心者コースの
授業と言っても、幅があるようだった。練習問題なども沢山やるのだが、皆勉強からしばらく遠ざかっていたせいか、
もともと学校には行っていなかったのか、問題の意味が分からない人も多く、「さぁ、問題をやって下さい!」と
言われても、何をすればいいのかわからない人も多い。

聞き取り問題なのに、問題が読まれる前に答えを書き込んだりする人も居て、こんな感じで勉強していて、本当に
フランス語が話せるようになるのだろうか?と一抹の不安さえ感じた。

最後に数字の練習のために“LOTO”を皆でやった。これはまた大いに盛り上がった。相変らずクラス内の他の言語を
話す人たちと『会話』をするのは難しいのだが、言葉が通じなくても『コミュニケーション』はできるらしく、皆で
助け合い、教え合いながら授業に臨んでいる。

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