2014年の夏以来日本に帰っていない私と娘たちは、日本食にとても飢えている。世界3大料理に
数えられるフランス料理は確かに美味しいが、毎日レストランで食べる訳にもいかないので
フランスの食材をスーパーで買い、扱い慣れない食材を使って家で料理をする毎日。日本では
作らなかったようなものも少しは作るようになったが、「ホッケが食べたい」、「おでんが食べたい」
と食べ慣れた日本食が頭をよぎる。
そこで、だいぶ前に日本で購入した『納豆菌』を使って納豆を作ってみた。なぜ今まで作らなかった
かと言うと、私が住んでいる辺りでは大豆が手に入らなかったのだ。スーパーでは豆乳は扱って
いるものの大豆そのものは無く、ネットで購入しようと調べたら、500gの大豆を400円くらいで
販売しているものの、送料が600円もして購入する気が失せた。そんな時、ダンナが2月末から3月の
始めにかけて日本に出張に行くことになり、納豆用の小粒の大豆を持ってきてもらうことが
できたのだ。
納豆菌メーカーのホームページを訪れると、写真付きで作り方が載っていた。
まず大豆を一晩水に浸け吸水させる。その後圧力鍋で2、30分煮て柔らかくなった大豆にお湯で
溶いた納豆菌を投入。あとは、20~24時間ほど40度位に保温し、冷蔵庫で寝かせれば出来上がり。
難しい作業は無いが完成までには丸2日以上を要する。
↓納豆菌

↓納豆菌を投入した直後の大豆

↓14時間後

↓22時間後(保存容器に移し替えたので菌が剥がれている所があります)

↓出来上がり

納豆菌を仕込んだ翌朝、台所に行くと納豆の匂いが充満し、「これ大丈夫?」と不安になったが、
娘たちと一緒に食べてみると疑いようも無い納豆の味。初めてにしては、なかなか上出来でした。
ところで、日本で生まれ育った娘たちはもちろん小さい頃から納豆を食べ親しんできたが、
ハンガリー人のダンナは、日本に行ってから納豆を食べられるようになるまで10年近くかかったそう。
日本に行って5年で私と結婚したので、冷蔵庫には納豆が常備されていたし、わたしは匂いが苦手という
ダンナに構うこと無く目の前で納豆を食べていたのだが、ダンナ自身は食べる気にならなかったのだそう。
でも今は納豆が美味しく食べられるようになったダンナが、納豆を食べてみようと思ったきっかけは、
まだ赤ちゃんだった娘たちがモリモリと納豆ご飯を食べる様子を見たからだそうだ。「こんな
赤ちゃんが、マズイものを食べるはずが無い」と思って何度か食べているうちに、納豆の美味しさが
わかるようになったそうだ。
しかし、外国人が苦手な日本食のランキングから外れることの無い納豆。1年ほど前にダンナが日本に
出張に行った際、フランス人の同僚で指圧を学んでいる日本好きの人に頼まれて、真空パックの
納豆を買ってきた。「いいな、いいな」と娘たちは羨ましがったが、これは頼まれたものだからと
職場に持って行った。その後「納豆食べったって?」と娘たちがダンナに聞いたところ、「パックを
開けたところ激臭がして、そのままゴミ箱に入れた」という衝撃の事実を聞かされ、娘たちは
絶句していた。
しかしまた、日本に行った外国人の中には納豆好きになる人もいるらしい。あるフランス人は
ワインを飲む時に欠かせ無い、フランスには何千種類もあるというナチュラルチーズが日本では
あまり手に入ら無いため、代わりに納豆を食べているそう。確かに、フランスで「結構匂いが
きついよね」というような種類のチーズを食べるとき、私はいつも納豆に匂いが似ているな、と
思う。原料は違うが2つ共発酵食品だから、匂いに似通ったものがあるのかもしれない。私は
お酒がほとんど飲めないが、日本のワイン好きの皆さんは是非一度お試しあれ。
数えられるフランス料理は確かに美味しいが、毎日レストランで食べる訳にもいかないので
フランスの食材をスーパーで買い、扱い慣れない食材を使って家で料理をする毎日。日本では
作らなかったようなものも少しは作るようになったが、「ホッケが食べたい」、「おでんが食べたい」
と食べ慣れた日本食が頭をよぎる。
そこで、だいぶ前に日本で購入した『納豆菌』を使って納豆を作ってみた。なぜ今まで作らなかった
かと言うと、私が住んでいる辺りでは大豆が手に入らなかったのだ。スーパーでは豆乳は扱って
いるものの大豆そのものは無く、ネットで購入しようと調べたら、500gの大豆を400円くらいで
販売しているものの、送料が600円もして購入する気が失せた。そんな時、ダンナが2月末から3月の
始めにかけて日本に出張に行くことになり、納豆用の小粒の大豆を持ってきてもらうことが
できたのだ。
納豆菌メーカーのホームページを訪れると、写真付きで作り方が載っていた。
まず大豆を一晩水に浸け吸水させる。その後圧力鍋で2、30分煮て柔らかくなった大豆にお湯で
溶いた納豆菌を投入。あとは、20~24時間ほど40度位に保温し、冷蔵庫で寝かせれば出来上がり。
難しい作業は無いが完成までには丸2日以上を要する。
↓納豆菌

↓納豆菌を投入した直後の大豆

↓14時間後

↓22時間後(保存容器に移し替えたので菌が剥がれている所があります)

↓出来上がり

納豆菌を仕込んだ翌朝、台所に行くと納豆の匂いが充満し、「これ大丈夫?」と不安になったが、
娘たちと一緒に食べてみると疑いようも無い納豆の味。初めてにしては、なかなか上出来でした。
ところで、日本で生まれ育った娘たちはもちろん小さい頃から納豆を食べ親しんできたが、
ハンガリー人のダンナは、日本に行ってから納豆を食べられるようになるまで10年近くかかったそう。
日本に行って5年で私と結婚したので、冷蔵庫には納豆が常備されていたし、わたしは匂いが苦手という
ダンナに構うこと無く目の前で納豆を食べていたのだが、ダンナ自身は食べる気にならなかったのだそう。
でも今は納豆が美味しく食べられるようになったダンナが、納豆を食べてみようと思ったきっかけは、
まだ赤ちゃんだった娘たちがモリモリと納豆ご飯を食べる様子を見たからだそうだ。「こんな
赤ちゃんが、マズイものを食べるはずが無い」と思って何度か食べているうちに、納豆の美味しさが
わかるようになったそうだ。
しかし、外国人が苦手な日本食のランキングから外れることの無い納豆。1年ほど前にダンナが日本に
出張に行った際、フランス人の同僚で指圧を学んでいる日本好きの人に頼まれて、真空パックの
納豆を買ってきた。「いいな、いいな」と娘たちは羨ましがったが、これは頼まれたものだからと
職場に持って行った。その後「納豆食べったって?」と娘たちがダンナに聞いたところ、「パックを
開けたところ激臭がして、そのままゴミ箱に入れた」という衝撃の事実を聞かされ、娘たちは
絶句していた。
しかしまた、日本に行った外国人の中には納豆好きになる人もいるらしい。あるフランス人は
ワインを飲む時に欠かせ無い、フランスには何千種類もあるというナチュラルチーズが日本では
あまり手に入ら無いため、代わりに納豆を食べているそう。確かに、フランスで「結構匂いが
きついよね」というような種類のチーズを食べるとき、私はいつも納豆に匂いが似ているな、と
思う。原料は違うが2つ共発酵食品だから、匂いに似通ったものがあるのかもしれない。私は
お酒がほとんど飲めないが、日本のワイン好きの皆さんは是非一度お試しあれ。
まず、納豆をよくかき混ぜ、味噌を適量加えて混ぜ、さらに花カツオを加えて少々かき混ぜて出来上がり。
お好みで、ネギなども。
納豆と味噌と鰹節の香りが絶妙に混じり合い、お酒が進むこと請け合いです。
次に納豆を作った時に試してみます。