フランスに来て最初に10日間ほど滞在していた民宿のオーナーが、大学の先生を退職したお祝いに友人とパーティーを開くので参加しないかと
誘ってくれた。家族でどうぞという事だったが、ダンナは先週の火曜からブラジル出張で居ないため、娘たちを連れて3人でお邪魔してきた。
パーティーは夜8時からという事で子供にはちょっと遅い時間だったが、これもフランスではいつもの事なので、夕方家を出る前に少し
腹ごしらえをさせて行った。民宿に着くと、すでに3人の先客が居て、全員が揃ったのはそれから1時間近く経ってから。その後ゆっくり
アペリティフを楽しみながら自己紹介などをした。
結局12人の人が集まったのだが、皆オーナーとは古い付き合いの人たちばかりで、こんな場所に呼んでもらえたのはとても有難いこと
だった。私たちと、もう一人のオーナーの幼馴染と言う女性以外は皆カップルでの参加だった。オーナーも英語が話せるのだが、今日参加して
居た女性のほとんどの人が英語がとても上手で、私にも話しかけてくれたり、皆でフランス語で話をしているときには隣に座っていた人が、
「この間、こんな事があったんだって・・・」と通訳してくれたり、「今、皆でチーズの話をしているんだけど、フランス人はこんな風に
集まると、30分後には決まって食べ物の話しをするのよ」と教えてくれたりして、とても親切にしてくれた。おかげで私も皆の話はほとんど
理解することができなかったのだけれど、パーティーを楽しむことができた。
一方、娘たちはアペリティフの時点で「お腹が空いた、何か食べたい!」と騒ぎはじめたのだが、多分夕食が始まったのは夜の10時近く。
普段は夜の9時にはベットに入っているので、特に下の娘などはご飯の前に寝てしまうのではないかと心配したのだが、何とか持ちこたえた。
夕食のメニューは魚介類のバーベキューで、娘たちも大喜び。
その後、フランスではワインを飲みながらチーズを食べる習慣があって、今日もオーナーの旦那さんが厳選した様々なチーズが並べられた。
パーティーに招待されたときに、「何か持って行きたいんだけれど、リクエストは?」と尋ねたら、「では、何かデザートを」
という事だったので、日中私が家でケーキを作っているのを見ていた娘たちは、そのケーキが食べたくて首を長くして待っていたのだが、
デザートはチーズの後と決まっている。娘たちはチーズには興味が無いので、家の中のソファーでゴロゴロし始めた。
そして、いよいよデザートタイムとなった時には、上の娘は飛んできたものの、下の娘はソファーで眠ってしまっていた。
ケーキの後はお茶やコーヒーを飲むのだが、その時私がオーナーにお土産にと持ってきた、折り紙で作った『八角箱』を渡すと、皆とても
興味津々だったので、子供たちの暇つぶしにと持ってきていた折り紙を使って、皆で『セミ』を折った。セミはあまり精度に関係なくできる
初心者向けの折り紙なので、今まで何度かフランス人と一緒に折ったことがある。ところが、私がフランス語のセミと言う単語をいつまで
経っても覚えられず、作るたびに、「ほら、夏になるとジージー鳴いている、南フランスでも有名な・・・」などとクイズのようになって
しまう。そして今日も同じことを繰り返していたら、「分かった、『ハエ』よ!」、「そうね、ハエだわ、ハエ!」と、言われてしまった。
実は、セミをハエと間違われたのはこれが初めての事ではない。いつまで経ってもセミと言う単語が覚えられない私も私だが、折り紙で
わざわざハエを作ると言うフランス人の発想もいかがなものかと思った。
一つ作ったら、「もっと何か教えて」という人も居たり、自分が知っている折り紙を披露してくれる人も居たりして盛り上がった。こっちに
来てから両親が送ってくれた折り紙が、コミュニケーションの手段としてまた役に立った。皆と一緒に話をするのはまだまだ無理だけれど、
折り紙のおかげで、私も皆の輪に入ることができて嬉しかった。
そうこうしている内にパーティーもお開きとなり、デザートが終わった後眠りに落ちた上の娘と、すでにゆすっても起きないくらい熟睡
態勢の下の娘を車に乗せてエンジンを掛けると、午前0時50分と目を疑うような時間になっていた。
外でバーベキューをしながらのパーティー↓

今日も『ハエ』と間違われた、哀れな『セミ』↓

※『八角箱』は写真を撮るのを忘れてしまったので、またの機会に・・・
誘ってくれた。家族でどうぞという事だったが、ダンナは先週の火曜からブラジル出張で居ないため、娘たちを連れて3人でお邪魔してきた。
パーティーは夜8時からという事で子供にはちょっと遅い時間だったが、これもフランスではいつもの事なので、夕方家を出る前に少し
腹ごしらえをさせて行った。民宿に着くと、すでに3人の先客が居て、全員が揃ったのはそれから1時間近く経ってから。その後ゆっくり
アペリティフを楽しみながら自己紹介などをした。
結局12人の人が集まったのだが、皆オーナーとは古い付き合いの人たちばかりで、こんな場所に呼んでもらえたのはとても有難いこと
だった。私たちと、もう一人のオーナーの幼馴染と言う女性以外は皆カップルでの参加だった。オーナーも英語が話せるのだが、今日参加して
居た女性のほとんどの人が英語がとても上手で、私にも話しかけてくれたり、皆でフランス語で話をしているときには隣に座っていた人が、
「この間、こんな事があったんだって・・・」と通訳してくれたり、「今、皆でチーズの話をしているんだけど、フランス人はこんな風に
集まると、30分後には決まって食べ物の話しをするのよ」と教えてくれたりして、とても親切にしてくれた。おかげで私も皆の話はほとんど
理解することができなかったのだけれど、パーティーを楽しむことができた。
一方、娘たちはアペリティフの時点で「お腹が空いた、何か食べたい!」と騒ぎはじめたのだが、多分夕食が始まったのは夜の10時近く。
普段は夜の9時にはベットに入っているので、特に下の娘などはご飯の前に寝てしまうのではないかと心配したのだが、何とか持ちこたえた。
夕食のメニューは魚介類のバーベキューで、娘たちも大喜び。
その後、フランスではワインを飲みながらチーズを食べる習慣があって、今日もオーナーの旦那さんが厳選した様々なチーズが並べられた。
パーティーに招待されたときに、「何か持って行きたいんだけれど、リクエストは?」と尋ねたら、「では、何かデザートを」
という事だったので、日中私が家でケーキを作っているのを見ていた娘たちは、そのケーキが食べたくて首を長くして待っていたのだが、
デザートはチーズの後と決まっている。娘たちはチーズには興味が無いので、家の中のソファーでゴロゴロし始めた。
そして、いよいよデザートタイムとなった時には、上の娘は飛んできたものの、下の娘はソファーで眠ってしまっていた。
ケーキの後はお茶やコーヒーを飲むのだが、その時私がオーナーにお土産にと持ってきた、折り紙で作った『八角箱』を渡すと、皆とても
興味津々だったので、子供たちの暇つぶしにと持ってきていた折り紙を使って、皆で『セミ』を折った。セミはあまり精度に関係なくできる
初心者向けの折り紙なので、今まで何度かフランス人と一緒に折ったことがある。ところが、私がフランス語のセミと言う単語をいつまで
経っても覚えられず、作るたびに、「ほら、夏になるとジージー鳴いている、南フランスでも有名な・・・」などとクイズのようになって
しまう。そして今日も同じことを繰り返していたら、「分かった、『ハエ』よ!」、「そうね、ハエだわ、ハエ!」と、言われてしまった。
実は、セミをハエと間違われたのはこれが初めての事ではない。いつまで経ってもセミと言う単語が覚えられない私も私だが、折り紙で
わざわざハエを作ると言うフランス人の発想もいかがなものかと思った。
一つ作ったら、「もっと何か教えて」という人も居たり、自分が知っている折り紙を披露してくれる人も居たりして盛り上がった。こっちに
来てから両親が送ってくれた折り紙が、コミュニケーションの手段としてまた役に立った。皆と一緒に話をするのはまだまだ無理だけれど、
折り紙のおかげで、私も皆の輪に入ることができて嬉しかった。
そうこうしている内にパーティーもお開きとなり、デザートが終わった後眠りに落ちた上の娘と、すでにゆすっても起きないくらい熟睡
態勢の下の娘を車に乗せてエンジンを掛けると、午前0時50分と目を疑うような時間になっていた。
外でバーベキューをしながらのパーティー↓

今日も『ハエ』と間違われた、哀れな『セミ』↓

※『八角箱』は写真を撮るのを忘れてしまったので、またの機会に・・・