【町会の特徴】
神田紺屋町は、慶長年間に徳川家康から軍功として藍染めの権利を与えられた紺屋頭、
土屋五郎右衛門が支配していた江戸古町の一つ。江戸を代表する藍染めの浴衣と手拭の大半は、紺屋町一帯の染物屋で染められました。
「その年の流行は紺屋町に行けばわかる」と言われていたほどで、紺屋町の名物が江戸の名物でもありました。
幕末、安政年間には歌川広重の名所江戸百景にも、その風情が描かれています。
「場違い」という言葉がありますが、これは紺屋町以外の地区で染める浴衣や手拭い染めのことを、江戸の人がそう呼んだことに由来するそうです。
【神輿の特徴】
戦後の混乱期に、町会神輿の維持が困難になり暫く神輿を持たない町会でありましたが、19年前に町会有志の発案で 手作り神輿を造ることになり、現町会長の飯田昭次郎さんが紙を素材 にした神輿を完成させました。
14年前の平成13年神田祭では、 見事に手作り神輿で初の宮入を果たしました。
そして本年、神輿の作りはさらにバージョンアップし、「紺南睦」の肩に乗って宮入りを目指します。