こんにちは。
ブログ記者の八です。
サンフランシスコから帰国後、時差ぼけもなくがんばっておりやす。
さて4月15日、神田明神に文化財が誕生しました。
『嘉永四亥年神田明神祭礼御用留』。4月1日に千代田区指定有形文化財(古文書)に指定され、4月15日に指定書交付式が執り行われました。
この古文書は栃木県鹿沼市上久我の大橋亘男氏宅で大切に保管されてきたもので、平成19年(2007)2月、大橋氏のご好意により当社に奉納されたものです。
江戸時代の神田祭に関する貴重な資料で、江戸幕末期の神田祭の模様を詳細に記しています。作者は、神田神社の門前、湯島町名主で、嘉永4年(1851)の神田祭で祭礼を取り締まる祭礼取扱掛をつとめた、山本六右衛門。従来、江戸時代の神田祭については、町名主などの町方の動きを窺い知れる資料が少なく、大変貴重な資料といえます。特に附祭に関する詳細な書類が多く見られるのが本書の特徴です。
現在、神田明神資料館で開催されている特別展「江戸の祭礼と神田祭」でも特別展示しています。是非ご覧ください。