江戸神社奉賛会【えどじんじゃ ほうさんかい】は旧神田市場【かんだいちば】の関係者で構成されています。
江戸神社とは、青果市場【せいかいちば】が神田多町【かんだたちょう】の地に有った江戸時代から、市場の関係者の間で守られてきた神社です。その後、青果市場が昭和の初めに秋葉原に移転してからも、市場にお社がありました。平成元年に大田市場に移転したため神田市場の摂社【せっしゃ】として境内にお神輿が祀【まつ】られています。
当神社の神輿は俗に「千貫神輿【せんがんみこし】」と呼ばれている大神輿です。戦後、昭和33年に当時の職人の技の粋を集め「鹿野喜平」が新しく作り上げました。板金【ばんきん】の打出し出はなく、金属を打ち、そして彫るという手の凝ったものです。また、メッキも同様、現在でこのような仕事が出来る職人は居ないそうです。1班200人の3班体制で進められます。宮入終盤の鬩ぎ合いは圧巻です。神田祭の主役級の神輿です。大迫力の担ぎをご注目下さい。