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大沼恵美子氏(第31回世界卓球選手権大会団体優勝メンバー)のお話を聞きました

2014-01-17 11:10:55 | お知らせ
       
                   講演する大沼先生

1月12日(日)南陽市体育協会主催の新春スポーツ講演会がハイジアパーク南陽にて開催され、感動溢れるお話を聞くことが出来ました。
 演題は「コンプレックスから自立へ」とし、講師の大沼恵美子先生が約1時間話されました。
 以下、内容を紹介します

 先生は昭和23年、河北町谷地で誕生、中学、高校、大学(中京大)で卓球を学び、昭和46年名古屋で行われた、第31回世界卓球選手権 大会団体戦で日本を優勝に導いた、輝かしい戦歴の持ち主。
 現在は山形県卓球協会の副会長、河北町卓球連盟の会長として協会運営に活躍中。
 講演では、先生ご自身の体験を振り返りながら語られました。 
 以下、印象に残ったことを紹介します

 スポーツが好きだった私は、中学生になって部活動を選ぶ際、バレーボールやバスケットをやって見たかった。
 しかし、背丈が低かったので断念し、卓球部に入ったのです。
 1年生では、ほとんど台を使っての練習はさせてもらえず、先輩の玉拾い専門、ようやくボールを打てたのは2年生になってからで、とても下手な生徒だった。
 中体連に出場した思い出は全く無く、いつも選手の荷物運び、私はコンプレックスの塊のようであった。
 谷地高時代の卓球部には2人のコーチが居て、いつも生徒より前に体育館に来て居て、真剣に指導してくれた。
 ご両人とも仕事を持っているのに、あの熱心さには今考えても頭が下がる。
 又、コーチは、弱かった私達に3年になったら必ず勝てるようになると励まし、個々人にマッチした指導をしてくれたように思う。
 私にはフットワーク主体の練習が課され、足に豆が出き、それが破れて血豆となり、ついには堅いタコになった。
 練習に明け暮れる毎日で、正月にも学校に内緒で練習した。
 3年生ではコーチが言っていた通り、団体戦で優勝し、やれば出来るという事を実感した。
 幼馴染で良きライバルであった竹内敏子さん(旧姓小和田1969年ミュンヘン大会・世界チャンピオン)と進学した中京大では環境に恵まれ、4年生ではほとんど優勝する事が出来たし、運よく世界選手権に出場、団体戦で優勝する事が出来た。
 自分にとって卓球は、コンプレックスから自立する努力の連続であり、それは困難なことから決して逃げない事である事を学んだ。
 自立した時に自信となり、自立する過程で人間として成長できたように思う。と話を閉められ、卓球が自分を育ててくれた事を強調されていました。

     
  沢山の方から質問が出されました                聴衆を代表して卓球協会の伊藤氏から花束贈呈

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