吉野川堤防決壊による、床上浸水9戸、床下浸水8戸、その他水田や畑の冠水や道路の崩落等々多大な被害が徐々に明らかになってきた
10日未明の避難者数は公民館18名、尾島会館42名、黒在家会館約10名となり、10日夜は公民館2名、黒在家会館8名でした。
11日未明では、黒在家会館8名、赤湯老人憩いの家に3人でした
昨年の豪雨と違うのは、吉野金山のみならず市内一円に被害があったということです
11日朝の新聞情報を以下に掲載します
以下、読売新聞抜粋
◇南陽・赤湯一面水浸し
県内を9~10日にかけて襲った大雨により、置賜地方を中心に家屋の浸水や道路の冠水、土砂崩れなどが相次ぎ、市民生活に大きな影響が出ている。
10日昼頃から雨は小康状態となったが、11日昼に台風8号が最接近する見通しで、県などは対策本部を設置して、引き続き警戒を呼びかけている。
■南陽で浸水被害多発
県危機管理課の10日午後5時現在のまとめでは、民家の被害は、南陽市で半壊1棟、白鷹町で一部損壊1棟にとどまっている。
白鷹町では寺院1棟が全壊する被害があった。民家の浸水被害は、床上が長井市と白鷹町で8棟、床下は米沢市も含めて47棟の計55棟に及んでいる。
ただ、吉野川と織機川が氾濫した南陽市赤湯地区については、被害状況の把握が遅れている。同地区は約4000世帯あり、市危機管理課の担当者は「床上、床下の内訳は分からないが被害は約1200世帯に上る」と話している。
◇フラワー長井線 橋梁線路宙づり
南陽市池黒では、山形鉄道フラワー長井線の「おりはた橋梁」の根元の土が織機おりはた川に削り取られ、線路が約7メートルにわたり宙づりになった。
約150メートル上流の東屋敷橋では流木がせき止められた影響で、大量の土砂が両岸にあふれ、民家の敷地などに流れ込んだ。
同橋近くの無職佐藤要助さん(72)は「9日深夜には家の外で腰近くまで水が来ていた」と当時の様子を話していた。
山形鉄道は12、13日、県とJRと連携してイベント列車を運行する予定だが、同社の担当者は「復旧は当分無理。打撃は計り知れない」と頭を抱えていた。
冠水した道路で土のうを運ぶ消防団員ら(10日午前11時20分、南陽市赤湯で)
線路下の土砂が流された山形鉄道フラワー長井線のおりはた橋簗付近(10日午後2時10分、南陽市池黒で)
以下、山形新聞抜粋
★南陽豪雨、街のむ濁流と土砂 「昨年以上の被害」悪夢再び、眠れぬ夜
雨で流された車庫の片付けに追われる教習所の職員=10日午前8時41分、南陽市宮内
堤防を越えて濁流が押し寄せ、住宅地は川と化した。記録的な豪雨に見舞われた10日未明の南陽市。
「またか」。誰もが昨年の悪夢が頭をよぎった。同市を皮切りに避難指示・勧告は近隣市町に広がった。
対象区域の住民は公民館や学校に集まり、身を寄せて不安な夜を過ごした。冠水した地区は土砂や流木が散乱。
急傾斜地では土砂崩れが相次ぎ、鉄道もストップ。大雨の爪跡はあまりにも深かった。
「昨年以上の被害。50年以上赤湯に住んでいるが、また怖い思いをするなんて」。南陽市赤湯の女性(79)は濁流をじっと見詰めた。
吉野川は昨年7月の氾濫を受け、国と県により補修工事が4年計画で進められている。4月の着工早々、再び災害に見舞われた。
赤湯地区の被害は、一部の世帯だった昨年から一転、全域に広がった。10日午前1時ごろから市街地に水が流出。道路は川と化した。
一夜明けると敷地内の泥を除去したり、浸水した自宅を掃除したりする市民の姿が至る所で見られた。
同市椚塚の飲食店の男性店主(57)は力なく、「店を休みにして掃除することになりそう」。
赤湯中には周辺住民10人ほどが避難した。昨年の豪雨を受け、5月下旬に住民と学校合同の洪水避難訓練を実施したばかり。
学校近くに住む長谷川定夫さん(80)まつのさん(77)夫妻は「去年は気付いたら水が上がり、外に出られなかった。
今回は出遅れないように準備した」と話した。
吉野川は宮内の一部で護岸が崩落した。川沿いに住む会社員小林敏也さん(40)は10日未明から家族5人で公民館へ避難。
昨年の被害を受けて修復したばかりの護岸が再び壊れるのを目の当たりにし「家族の身の安全を守りたい。
これ以上雨が降らないように拝むしかない」と空を見上げた。サクランボとリンゴの木が計10本ほど流されたという近くの農業菊地利美さん(66)。
昨年は畑の被害がなかったが、今回は一部収穫を控えた木を失った上、畑には土砂が30センチほど堆積している。
「来年の収穫にも影響が出るかもしれない」。言葉は続かなかった。
吉野川の護岸が削られ崩落した白山在家橋(10日午前7時10分 南陽市金山で)
10日未明の避難者数は公民館18名、尾島会館42名、黒在家会館約10名となり、10日夜は公民館2名、黒在家会館8名でした。
11日未明では、黒在家会館8名、赤湯老人憩いの家に3人でした
昨年の豪雨と違うのは、吉野金山のみならず市内一円に被害があったということです
11日朝の新聞情報を以下に掲載します
以下、読売新聞抜粋
◇南陽・赤湯一面水浸し
県内を9~10日にかけて襲った大雨により、置賜地方を中心に家屋の浸水や道路の冠水、土砂崩れなどが相次ぎ、市民生活に大きな影響が出ている。
10日昼頃から雨は小康状態となったが、11日昼に台風8号が最接近する見通しで、県などは対策本部を設置して、引き続き警戒を呼びかけている。
■南陽で浸水被害多発
県危機管理課の10日午後5時現在のまとめでは、民家の被害は、南陽市で半壊1棟、白鷹町で一部損壊1棟にとどまっている。
白鷹町では寺院1棟が全壊する被害があった。民家の浸水被害は、床上が長井市と白鷹町で8棟、床下は米沢市も含めて47棟の計55棟に及んでいる。
ただ、吉野川と織機川が氾濫した南陽市赤湯地区については、被害状況の把握が遅れている。同地区は約4000世帯あり、市危機管理課の担当者は「床上、床下の内訳は分からないが被害は約1200世帯に上る」と話している。
◇フラワー長井線 橋梁線路宙づり
南陽市池黒では、山形鉄道フラワー長井線の「おりはた橋梁」の根元の土が織機おりはた川に削り取られ、線路が約7メートルにわたり宙づりになった。
約150メートル上流の東屋敷橋では流木がせき止められた影響で、大量の土砂が両岸にあふれ、民家の敷地などに流れ込んだ。
同橋近くの無職佐藤要助さん(72)は「9日深夜には家の外で腰近くまで水が来ていた」と当時の様子を話していた。
山形鉄道は12、13日、県とJRと連携してイベント列車を運行する予定だが、同社の担当者は「復旧は当分無理。打撃は計り知れない」と頭を抱えていた。
冠水した道路で土のうを運ぶ消防団員ら(10日午前11時20分、南陽市赤湯で)
線路下の土砂が流された山形鉄道フラワー長井線のおりはた橋簗付近(10日午後2時10分、南陽市池黒で)
以下、山形新聞抜粋
★南陽豪雨、街のむ濁流と土砂 「昨年以上の被害」悪夢再び、眠れぬ夜
雨で流された車庫の片付けに追われる教習所の職員=10日午前8時41分、南陽市宮内
堤防を越えて濁流が押し寄せ、住宅地は川と化した。記録的な豪雨に見舞われた10日未明の南陽市。
「またか」。誰もが昨年の悪夢が頭をよぎった。同市を皮切りに避難指示・勧告は近隣市町に広がった。
対象区域の住民は公民館や学校に集まり、身を寄せて不安な夜を過ごした。冠水した地区は土砂や流木が散乱。
急傾斜地では土砂崩れが相次ぎ、鉄道もストップ。大雨の爪跡はあまりにも深かった。
「昨年以上の被害。50年以上赤湯に住んでいるが、また怖い思いをするなんて」。南陽市赤湯の女性(79)は濁流をじっと見詰めた。
吉野川は昨年7月の氾濫を受け、国と県により補修工事が4年計画で進められている。4月の着工早々、再び災害に見舞われた。
赤湯地区の被害は、一部の世帯だった昨年から一転、全域に広がった。10日午前1時ごろから市街地に水が流出。道路は川と化した。
一夜明けると敷地内の泥を除去したり、浸水した自宅を掃除したりする市民の姿が至る所で見られた。
同市椚塚の飲食店の男性店主(57)は力なく、「店を休みにして掃除することになりそう」。
赤湯中には周辺住民10人ほどが避難した。昨年の豪雨を受け、5月下旬に住民と学校合同の洪水避難訓練を実施したばかり。
学校近くに住む長谷川定夫さん(80)まつのさん(77)夫妻は「去年は気付いたら水が上がり、外に出られなかった。
今回は出遅れないように準備した」と話した。
吉野川は宮内の一部で護岸が崩落した。川沿いに住む会社員小林敏也さん(40)は10日未明から家族5人で公民館へ避難。
昨年の被害を受けて修復したばかりの護岸が再び壊れるのを目の当たりにし「家族の身の安全を守りたい。
これ以上雨が降らないように拝むしかない」と空を見上げた。サクランボとリンゴの木が計10本ほど流されたという近くの農業菊地利美さん(66)。
昨年は畑の被害がなかったが、今回は一部収穫を控えた木を失った上、畑には土砂が30センチほど堆積している。
「来年の収穫にも影響が出るかもしれない」。言葉は続かなかった。
吉野川の護岸が削られ崩落した白山在家橋(10日午前7時10分 南陽市金山で)
2年続けての豪雨には本当に驚きました
一日も早い復旧復興を祈っています