近年、地区の役員を選ぶに皆んな苦労しているようです
先ごろ、某地区の地区長選出相談の場に立ち会う機会があった
その地区では輪番制を採っており、来年度の番に当たっていた方に引き受けてもらえないため、選出に困難をしているとの事であった。
案内の時間に到着してみると、全戸数の半分までも集まっていない状況に先ず驚いた。
聞いてみると、女性世帯は対象外として案内していないとの事。
理由は女性では勤まらない職務だからという事であった。
男女共同参画社会が叫ばれている昨今、未だにこんな考えがまかり通っていた。
まして、地区長選出の話し合いにも参加させない事に疑問を感じた。
か弱い(?)女性をかばう気持ちは立派とは言えなくもないが、力のある立派な男だけで集まっても地区長ひとりをを決められないのだから・・・・
ちょっと考えさせられてしまった
後継者の居る世帯は年々減って,高齢世帯や女性のみ世帯が増えて行く傾向にある。
ここは、みんなで集まって知恵を出し合い、出来る範囲の苦労を分け合うことが大切ではなかろうか。
限界集落(65歳以上の人が半数を超える集落)も間違いなく徐々に出てくるだろう。
このままでは地区内での冠婚葬祭の不完結やコミニュティーの崩壊が按じられてならない。
面倒くさい事には関わりたくないのは世の常ではあろうが、外でもない自分たちの地区存亡の問題である。
臭い物には蓋をしてしまうのではなく、積極的に関わっていかなければ地区そのものがなくなって行く時だということをみんな認識して欲しいものである。
どの家にも後継者が存在した時代ではなくなってしまったのである。
現況に合わせた慣習を改善して行く努力が必要であろう。
又、人口減少に伴っての隣地区との合併も真剣に考えてる時期ではなかろうか。
そんなことをつくづく考えさせられた場面であった。
※話し合いの結果、分担協力することで無事地区長の選出が出来たようです。
流石・・・・話し合えば結果は出るんですね
選んだ地区長には、みんなで協力して欲しいものであります