皆様、こんばんは。
事務局です。
8日の一宮市内は、未明は霧が深かったです。
晴れ時々曇りの、良い天気でしたが、湿度が高いためか、空気が温(ぬる)い1日でした。
今日も、空気中に花粉が、大量に飛んでいるそうです。
本日の私(寺西)は「決算・確定申告相談会」の当番日でした。
午後、新しい指導員様が、応援にいらっしゃいました。
新しい指導員様は、まだ増える、というお話を、指導員様から教えていただきました。
今日は、新会員様の入会もございました。
会長様や事務局長様の、流れを良くしよう、というご努力の賜物ですね。
前回の続きになります。
(6-2)財産目録と開始貸借対照表について――――
私(寺西)の拙い説明になりますので、説明不足の箇所がございましたら、ご指摘ください。
(2)開始貸借対照表の作成―――――――――――
(1)財産目録を作成しましたら、各勘定科目の残高を、開始貸借対照表に記入します。
その際、売掛金や買掛金等を、得意先や仕入先ごとに分けている場合には、その合計額を記入します。
―――――――――――――
開始貸借対照表
(2016年1月1日現在)
(単位は円)
―――――――――――――
資産の部 | 金額
―――――――――――――
現金 |
当座預金 |
定期預金 |
普通預金 |
売掛金 |
棚卸資産 |
車両運搬具 |
工具器具備品|
―――――――――――――
合計 |
―――――――――――――
―――――――――――――
資産・資本の部|金額
―――――――――――――
買掛金 |
借入金 |
未払金 |
預り金 |
元入金 |
―――――――――――――
合計 |
―――――――――――――
ここから補足になります。
前年分の青色申告決算書に、貸借対照表を作成されている方は、「元入金」の入金額を記入する際に、以下の点に注意してください。
1.12月31日(期末)現在の資産・負債グループの各勘定科目の金額を、
翌年の1月1日現在の金額として、総勘定元帳の該当する勘定科目に記入してください。
その際、「事業主貸」や「事業主借」は、(3)総勘定元帳には記入せずに、元入金で調整します。
2.翌年の1月1日現在の元入金の金額は、以下の算式で計算となります。
計算で求められた金額を1月1日現在の元入金として、(3)総勘定元帳の元入金のページに記入します。
※文字数が長いので縦で算式を記載しました。
前年末の元入金
+(プラス)
前年の青色申告特別控除前
の所得金額
+(プラス)
前年末の事業主借
|(マイナス)
前年末の事業主貸
∥(イコール)
当年初年の元入金
ここから、一時、脱線いたしまして、相談会でありました、会員様の困りごとを紹介いたします。
(番外8)受取手形の処理について――――――――
「売掛金を受取手形で回収する」という場合があります。
その場合の仕訳になります。
まず受取手形を回収した場合の仕訳です。
1.〇〇商会より売掛金10万円を受取手形10万円で回収しました。
貸方 借方
――――――――――――
受取手形 売上
100,000 / 100,000
摘要は「〇〇商会。期日〇/〇」と記載してください(※)。
※過去の私(寺西)の体験になります。
2.〇〇商会の手形が満期期日になり、当座預金に100,000円が入金されました。
貸方 借方
――――――――――――
当座預金 受取手形
100,000 / 100,000
摘要は「〇〇商会手形入金」と記載してください。
私(寺西)が20歳代の頃、「七夕手形」という、恐ろしい受取手形がありました。
受取手形をいただいた日から数えて、1年後に満期期日になる受取手形です。
今はなき(廃業)、東証1部上場の繊維メーカー(※)が、よく振り出していました。
※分かる方には分かると思います。
私(寺西)は、満期期日まで待てませんでしたので、買掛金の支払いの一部として、裏書して譲渡するか、銀行で割引していただいていました。
その際の仕訳を以下に記載しておきます。
3.〇〇商会の、期日〇/〇の受取手形100,000円を、〇〇工業ヘの、買掛金支払として裏書譲渡しました。
貸方 借方
――――――――――――
買掛金 受取手形
100,000 / 100,000
摘要は「裏書譲渡。期日〇/〇。〇〇商会」と記載してください。
これ以降の仕訳は必要ありません。
続いて「手形の割引」です。
手形の割引とは、受取手形を満期期日前に、銀行様に買い取っていただくことを言います。
買い取っていただく際、割引をおこなった日から、満期期日までの利息を、こちらが支払うルールになっています。
4.〇〇商会からの、期日〇/〇の受取手形100,000円を、〇〇銀行様で割引してもらい、
割引料500円を差し引いた(控除)した残額、99,500円を、当座預金に入金していただきました。
貸方 借方
――――――――――――
当座預金 受取手形
99,500 / 100,000
支払利息
割引料
500
摘要は「割引。〇/〇期日。〇〇商会」と「手形割引料」と記載してください。
これ以降の仕訳は必要ありません。
次回に続きます。
ブログに関するご感想・ご意見・クレーム等は、ブログのコメントや携帯電話にお願いします。
事務局です。
8日の一宮市内は、未明は霧が深かったです。
晴れ時々曇りの、良い天気でしたが、湿度が高いためか、空気が温(ぬる)い1日でした。
今日も、空気中に花粉が、大量に飛んでいるそうです。
本日の私(寺西)は「決算・確定申告相談会」の当番日でした。
午後、新しい指導員様が、応援にいらっしゃいました。
新しい指導員様は、まだ増える、というお話を、指導員様から教えていただきました。
今日は、新会員様の入会もございました。
会長様や事務局長様の、流れを良くしよう、というご努力の賜物ですね。
前回の続きになります。
(6-2)財産目録と開始貸借対照表について――――
私(寺西)の拙い説明になりますので、説明不足の箇所がございましたら、ご指摘ください。
(2)開始貸借対照表の作成―――――――――――
(1)財産目録を作成しましたら、各勘定科目の残高を、開始貸借対照表に記入します。
その際、売掛金や買掛金等を、得意先や仕入先ごとに分けている場合には、その合計額を記入します。
―――――――――――――
開始貸借対照表
(2016年1月1日現在)
(単位は円)
―――――――――――――
資産の部 | 金額
―――――――――――――
現金 |
当座預金 |
定期預金 |
普通預金 |
売掛金 |
棚卸資産 |
車両運搬具 |
工具器具備品|
―――――――――――――
合計 |
―――――――――――――
―――――――――――――
資産・資本の部|金額
―――――――――――――
買掛金 |
借入金 |
未払金 |
預り金 |
元入金 |
―――――――――――――
合計 |
―――――――――――――
ここから補足になります。
前年分の青色申告決算書に、貸借対照表を作成されている方は、「元入金」の入金額を記入する際に、以下の点に注意してください。
1.12月31日(期末)現在の資産・負債グループの各勘定科目の金額を、
翌年の1月1日現在の金額として、総勘定元帳の該当する勘定科目に記入してください。
その際、「事業主貸」や「事業主借」は、(3)総勘定元帳には記入せずに、元入金で調整します。
2.翌年の1月1日現在の元入金の金額は、以下の算式で計算となります。
計算で求められた金額を1月1日現在の元入金として、(3)総勘定元帳の元入金のページに記入します。
※文字数が長いので縦で算式を記載しました。
前年末の元入金
+(プラス)
前年の青色申告特別控除前
の所得金額
+(プラス)
前年末の事業主借
|(マイナス)
前年末の事業主貸
∥(イコール)
当年初年の元入金
ここから、一時、脱線いたしまして、相談会でありました、会員様の困りごとを紹介いたします。
(番外8)受取手形の処理について――――――――
「売掛金を受取手形で回収する」という場合があります。
その場合の仕訳になります。
まず受取手形を回収した場合の仕訳です。
1.〇〇商会より売掛金10万円を受取手形10万円で回収しました。
貸方 借方
――――――――――――
受取手形 売上
100,000 / 100,000
摘要は「〇〇商会。期日〇/〇」と記載してください(※)。
※過去の私(寺西)の体験になります。
2.〇〇商会の手形が満期期日になり、当座預金に100,000円が入金されました。
貸方 借方
――――――――――――
当座預金 受取手形
100,000 / 100,000
摘要は「〇〇商会手形入金」と記載してください。
私(寺西)が20歳代の頃、「七夕手形」という、恐ろしい受取手形がありました。
受取手形をいただいた日から数えて、1年後に満期期日になる受取手形です。
今はなき(廃業)、東証1部上場の繊維メーカー(※)が、よく振り出していました。
※分かる方には分かると思います。
私(寺西)は、満期期日まで待てませんでしたので、買掛金の支払いの一部として、裏書して譲渡するか、銀行で割引していただいていました。
その際の仕訳を以下に記載しておきます。
3.〇〇商会の、期日〇/〇の受取手形100,000円を、〇〇工業ヘの、買掛金支払として裏書譲渡しました。
貸方 借方
――――――――――――
買掛金 受取手形
100,000 / 100,000
摘要は「裏書譲渡。期日〇/〇。〇〇商会」と記載してください。
これ以降の仕訳は必要ありません。
続いて「手形の割引」です。
手形の割引とは、受取手形を満期期日前に、銀行様に買い取っていただくことを言います。
買い取っていただく際、割引をおこなった日から、満期期日までの利息を、こちらが支払うルールになっています。
4.〇〇商会からの、期日〇/〇の受取手形100,000円を、〇〇銀行様で割引してもらい、
割引料500円を差し引いた(控除)した残額、99,500円を、当座預金に入金していただきました。
貸方 借方
――――――――――――
当座預金 受取手形
99,500 / 100,000
支払利息
割引料
500
摘要は「割引。〇/〇期日。〇〇商会」と「手形割引料」と記載してください。
これ以降の仕訳は必要ありません。
次回に続きます。
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