皆様、こんばんは。
事務局です。
21日の一宮市内は、風が強いですが、晴天の良い天気でした。
風が強く吹いているため、体感的に寒く感じてしまいます。
本日の私(寺西)は、午前は書類作成と現場見積もり作業、午後は来客対応でした。
前回の続きになります。
(番外9-1)棚卸表について―――――――――――
相談会で、棚卸しのお話が出ましたの、今日は棚卸しに関することを書いていきます。
私(寺西)の拙い説明になりますので、説明不足の箇所がございましたら、ご指摘ください。
(1)棚卸しの対象になるもの――――
棚卸しと言いますと、販売する「商品」の在庫のみを調べて棚卸としている、という方が多いように感じました。
棚卸しの対象になるものは以下のように決まっています。
1.商品など………………
・商品
・製品
・半製品
・仕掛品
・原材料
・副産物
・仕損じ品
・作業くず
2.消耗品など……………
・まだ使用していない梱包材料
・ガソリン
・事務用品などの消耗品(※)
・使用可能期間が1年未満か取得価額が10万円未満の工具・器具・備品などの減価償却資産
※通常の年に比べて、特に増えていない消耗品などについては、棚卸しを省略してもよいそうです。
(2)棚卸しの時期は――――――――
棚卸しは12月31日におこなうことになっています。
ただし多忙により、年末に棚卸しができない場合は、年末から多少前後した日に棚卸しをしても、差し支えないそうです。
この場合は、12月31日と棚卸日の間の売上げ、仕入れなどから、12月31日現在の棚卸高を計算するだけでなく、その計算方法を明らかにする必要があります。
ちなみに私(寺西)は、12月27日か28日を棚卸しの日としています。
12月29日から年末年始の休業に入るためです。
(3)棚卸しのやり方など――――――
商品や消耗品などの種類・品質・型など別に、その数量を実地で調べます。
ただし「商品出入帳」などを設けて、毎日、在庫量を明らかにし、
毎年一定の時期に実地に棚卸しをして、その正否を確かめている場合は、商品仕入帳などを基にして、
年末の棚卸高を計算することによって、年末における、実地棚卸しを省略することができます。
(4)棚卸高の計算方法―――――――
税務署様では、棚卸高の計算方法のことを「棚卸資産の評価」(正式名称)と言われます。
1.評価方法の種類…………
棚卸資産の評価方法は、前もって税務署様に、以下の評価方法の中から選んで、届け出ることになっています。
・先入先出法
・総平均法
・売価還元法
・低価法
評価方法を届け出ていない場合は、以下の「最終仕入減価法」によって、計算をおこなって評価することになっています。
算式(最終仕入原価法)……
文字数の関係から、算式が縦方向になっています。
年末に一番近い時期に仕入れたその棚卸資産の仕入単価
×
年末の棚卸資産の数量
∥
年末の棚卸高
2.破損品や棚ざらし品などの評価…
棚ざらしや流行遅れなどで、著しく陳腐(ちんぷ)化したために、
[1]通常の販売価額では販売できないもの、
[2]通常の方法では使用にたえないもの、
については、他の棚卸資産と区別して、12月31日現在の処分可能価額で評価します。
3.仕損じ品や作業くずなどの評価…
製造の過程で生じた、著しく少額な仕損じ品や作業くず、副産物については、1円以上の「備忘価額」で評価します。
次回に続きます。
ブログに関するご感想・ご意見・クレーム等は、ブログのコメントや携帯電話にお願いします。
事務局です。
21日の一宮市内は、風が強いですが、晴天の良い天気でした。
風が強く吹いているため、体感的に寒く感じてしまいます。
本日の私(寺西)は、午前は書類作成と現場見積もり作業、午後は来客対応でした。
前回の続きになります。
(番外9-1)棚卸表について―――――――――――
相談会で、棚卸しのお話が出ましたの、今日は棚卸しに関することを書いていきます。
私(寺西)の拙い説明になりますので、説明不足の箇所がございましたら、ご指摘ください。
(1)棚卸しの対象になるもの――――
棚卸しと言いますと、販売する「商品」の在庫のみを調べて棚卸としている、という方が多いように感じました。
棚卸しの対象になるものは以下のように決まっています。
1.商品など………………
・商品
・製品
・半製品
・仕掛品
・原材料
・副産物
・仕損じ品
・作業くず
2.消耗品など……………
・まだ使用していない梱包材料
・ガソリン
・事務用品などの消耗品(※)
・使用可能期間が1年未満か取得価額が10万円未満の工具・器具・備品などの減価償却資産
※通常の年に比べて、特に増えていない消耗品などについては、棚卸しを省略してもよいそうです。
(2)棚卸しの時期は――――――――
棚卸しは12月31日におこなうことになっています。
ただし多忙により、年末に棚卸しができない場合は、年末から多少前後した日に棚卸しをしても、差し支えないそうです。
この場合は、12月31日と棚卸日の間の売上げ、仕入れなどから、12月31日現在の棚卸高を計算するだけでなく、その計算方法を明らかにする必要があります。
ちなみに私(寺西)は、12月27日か28日を棚卸しの日としています。
12月29日から年末年始の休業に入るためです。
(3)棚卸しのやり方など――――――
商品や消耗品などの種類・品質・型など別に、その数量を実地で調べます。
ただし「商品出入帳」などを設けて、毎日、在庫量を明らかにし、
毎年一定の時期に実地に棚卸しをして、その正否を確かめている場合は、商品仕入帳などを基にして、
年末の棚卸高を計算することによって、年末における、実地棚卸しを省略することができます。
(4)棚卸高の計算方法―――――――
税務署様では、棚卸高の計算方法のことを「棚卸資産の評価」(正式名称)と言われます。
1.評価方法の種類…………
棚卸資産の評価方法は、前もって税務署様に、以下の評価方法の中から選んで、届け出ることになっています。
・先入先出法
・総平均法
・売価還元法
・低価法
評価方法を届け出ていない場合は、以下の「最終仕入減価法」によって、計算をおこなって評価することになっています。
算式(最終仕入原価法)……
文字数の関係から、算式が縦方向になっています。
年末に一番近い時期に仕入れたその棚卸資産の仕入単価
×
年末の棚卸資産の数量
∥
年末の棚卸高
2.破損品や棚ざらし品などの評価…
棚ざらしや流行遅れなどで、著しく陳腐(ちんぷ)化したために、
[1]通常の販売価額では販売できないもの、
[2]通常の方法では使用にたえないもの、
については、他の棚卸資産と区別して、12月31日現在の処分可能価額で評価します。
3.仕損じ品や作業くずなどの評価…
製造の過程で生じた、著しく少額な仕損じ品や作業くず、副産物については、1円以上の「備忘価額」で評価します。
次回に続きます。
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