青色鉄道模型運転会

一宮市青色申告会ホールで開催されている、鉄道模型運転会公式ブログです。Xアカウントは@railaoiro138a

複式簿記を再勉強(41)

2016-03-21 21:00:00 | 日記
皆様、こんばんは。
事務局です。

21日の一宮市内は、風が強いですが、晴天の良い天気でした。

風が強く吹いているため、体感的に寒く感じてしまいます。

本日の私(寺西)は、午前は書類作成と現場見積もり作業、午後は来客対応でした。

前回の続きになります。

(番外9-1)棚卸表について―――――――――――

相談会で、棚卸しのお話が出ましたの、今日は棚卸しに関することを書いていきます。

私(寺西)の拙い説明になりますので、説明不足の箇所がございましたら、ご指摘ください。

(1)棚卸しの対象になるもの――――

棚卸しと言いますと、販売する「商品」の在庫のみを調べて棚卸としている、という方が多いように感じました。

棚卸しの対象になるものは以下のように決まっています。

1.商品など………………

・商品
・製品
・半製品
・仕掛品
・原材料
・副産物
・仕損じ品
・作業くず

2.消耗品など……………

・まだ使用していない梱包材料
・ガソリン
・事務用品などの消耗品(※)
・使用可能期間が1年未満か取得価額が10万円未満の工具・器具・備品などの減価償却資産

※通常の年に比べて、特に増えていない消耗品などについては、棚卸しを省略してもよいそうです。


(2)棚卸しの時期は――――――――

棚卸しは12月31日におこなうことになっています。

ただし多忙により、年末に棚卸しができない場合は、年末から多少前後した日に棚卸しをしても、差し支えないそうです。

この場合は、12月31日と棚卸日の間の売上げ、仕入れなどから、12月31日現在の棚卸高を計算するだけでなく、その計算方法を明らかにする必要があります。

ちなみに私(寺西)は、12月27日か28日を棚卸しの日としています。

12月29日から年末年始の休業に入るためです。


(3)棚卸しのやり方など――――――

商品や消耗品などの種類・品質・型など別に、その数量を実地で調べます。

ただし「商品出入帳」などを設けて、毎日、在庫量を明らかにし、

毎年一定の時期に実地に棚卸しをして、その正否を確かめている場合は、商品仕入帳などを基にして、

年末の棚卸高を計算することによって、年末における、実地棚卸しを省略することができます。


(4)棚卸高の計算方法―――――――

税務署様では、棚卸高の計算方法のことを「棚卸資産の評価」(正式名称)と言われます。

1.評価方法の種類…………

棚卸資産の評価方法は、前もって税務署様に、以下の評価方法の中から選んで、届け出ることになっています。

・先入先出法
・総平均法
・売価還元法
・低価法

評価方法を届け出ていない場合は、以下の「最終仕入減価法」によって、計算をおこなって評価することになっています。

算式(最終仕入原価法)……

文字数の関係から、算式が縦方向になっています。


年末に一番近い時期に仕入れたその棚卸資産の仕入単価
   ×
年末の棚卸資産の数量
   ∥
年末の棚卸高


2.破損品や棚ざらし品などの評価…

棚ざらしや流行遅れなどで、著しく陳腐(ちんぷ)化したために、

[1]通常の販売価額では販売できないもの、
[2]通常の方法では使用にたえないもの、

については、他の棚卸資産と区別して、12月31日現在の処分可能価額で評価します。

3.仕損じ品や作業くずなどの評価…

製造の過程で生じた、著しく少額な仕損じ品や作業くず、副産物については、1円以上の「備忘価額」で評価します。

次回に続きます。

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