暫定版:関西大学体育会ワンダーフォーゲル部活動報告

登山、自転車、積雪期登山などを中心とした活動を実施してます。

2022年度 秋期合宿 報告

2022-11-22 00:15:39 | 現役活動報告

〈PL総括〉文責   PL3回生I

 夏期活動の総括として実施された本合宿は所定の行程を全て消化し成功裏に終わった。

北八ヶ岳で行われた昨年の秋期合宿に引き続き南八ヶ岳で行われた今回の合宿では1回生2回生らがある程度自立して無雪期パーティー登山を実施できるように成長したことが確認できたことが大きな収穫であった。しかし朝の出発等の時間管理や読図、ルートファインディング等はまだまだ不安な面がみられ課題も多く残る合宿であった。

個人的には夏期と冬期の狭間での山行により、本格的な冬期登山を前に冬の山の厳しさの一端でも体験させられたのは非常に有意義であったと感じた。

最後に本合宿は監督、サブコーチはじめ多くのOBの方々のご協力によって無事完遂された。この場を借りてお世話になった方々に厚く御礼申し上げさせていただく。

<反省と改善>

文責:1回生W

(反省)

  • 朝の行動開始までの食当などの準備に時間がかかりすぎた。
  • 2日目に入山口を見つけられなかった。
  • 凍った雪に足元を取られ危険な場面があった。
  • 個人装備の忘れ物が見られた。

(改善)

  • 出発時刻を守れるように前日のうちに翌日の準備をある程度しておく。各員に素早い行動を心掛けるように呼びかけ、1時間で確実に準備を完了する。
  • まだ明るい段階で翌日のルートと入山口について確認しておく。
  • 雪の状態などについてよく調べ、適切な装備を使用する。氷を歩く練習を行う。
  • 装備の重要性についてもう一度周知し、出発前の荷物チェックを徹底する。

 

<行動記録>

文責:1回生M

2022年11月3日(1日目)

2022年11月4日(2日目)

2022年11月5日(3日目)

 

<行動記録>下山組

文責:1回生S

2022年11月5日

時間

場所・行動内容

所要時間

6:30

赤岳鉱泉・出発

 

7:15

ダウン

1:15

7:20

出発

1:20

7:50

やまのこ村

1:50

8:00

出発

1:55

8:40

美濃戸口・行動終了

2:10

 

気象報告書

文責:1回生E

1日目

時間

天気

気温

風向

風力

雲形

雲向

8:30

晴れ

6℃

北西

×

×

×

10:00

晴れ

8℃

西

×

×

×

11:10

晴れ

8℃

西

×

×

×

行動中はそこまで寒くは無く、風も穏やかで活動しやすかった。しかし、赤岳鉱泉に到着してから夕方にかけて気温が急激に下がり、風もやや強くなった。昼頃に組み立てたテントを日なたにセッティングしておいたため、夕方になってもテントの中はとても暖かく、快適だった。

2日目

 

 

時間

天気

気温

風向

風力

雲形

雲向

4:30

×

3℃

×

1

×

×

6:00

×

1.6℃

西

3

×

×

7:20

×

2.3℃

南西

2

×

×

8:20

×

-0.2℃

西

6

×

×

9:30

×

-3℃

南西

5

×

×

10:35

×

-2℃

南西

1

×

×

12:35

×

-0.4℃

北東

5

×

×

昨日よりも気温がとても低かったが、全員かなり着込んでいたからか、寒そうにしているメンバーは見受けられなかった。私もそこまで寒いとは感じなかった(寧ろ行動開始時は暑かった)。しかし、強風により進行がとても遅くなった。特に東天狗への進行中はかなりの強風が吹いていた。

 

3日目

上図以外の記録なし

 

食料報告

文責:1回生Y

カレー(一人分:530kcal)

 

食材重量:350g(一人分)/2800g(全員分)

食材名

分量

エネルギー量(kcal)

カレー(レトルト)

1人前220g

260kcal

クスクス

1合150g

200kcal

スープ

一袋

70kcal

217cc

 

使用水量:317cc(一人分)/5706cc(全員分)

調理時間:約15分

調理方法

1、コッヘルAにクスクスを入れ水を入れ、強火で沸騰

2、もう一つのコッヘルBに水を入れ沸騰させる

3、コッヘルBにカレーを入れる

4、柔らかくなったら火を止める

5湯煎した残り湯でスープを作る

 

棒ラーメン(一人分:280kcal)

 

食材重量:220g(一人分)/1760g(全員分)

食材名

分量

エネルギー量(kcal)

棒ラーメン

1人前220g

280kcal

300cc

 

使用水量:317cc(一人分)/5706cc(全員分)

調理時間:約15分

調理方法

1、コッヘルAにクスクスを入れ水を入れ、強火で沸騰し、麺を茹でる

2、個人用コッヘルにスープを入れる

パスタ(一人分:870kcal)

 

食材重量:300g(一人分)/2400g(全員分)

食材名

分量

エネルギー量(kcal)

パスタの素

1人前100g

100kcal

パスタ

1人前200g

700kcal

スープ

一袋

70kcal

217cc

 

使用水量:317cc(一人分)/5706cc(全員分)

調理時間:約15分

 

調理方法

1、コッヘルAに水を入れ、強火で沸騰

2、パスタを茹でる

3、茹でれたらパスタを出す

4、パスタの素を入れる

5湯煎した残り湯でスープを作る

 

カレー(一人分:530kcal)

 

食材重量190g(一人分)/1520g(全員分)

食材名

分量

エネルギー量(kcal)

カレー(フリーズドライ)

1人前40g

260kcal

アルファ米

1合150g

350kcal

300cc

 

使用水量:317cc(一人分)/5706cc(全員分)

調理時間:約15分

 

調理方法

1、コッヘルAに水を入れ、強火で沸騰

2、湯をアルファ米に入れ5分待つ

3、カレーを細かく割る

4、アルファ米にカレーを入れお湯を適量入れる

 

 

今回の合宿では初めて、クスクスという料理を調理した。調理方法はコッヘルの中にクスクスと水を入れるだけである。水の量は3回試したが、多めに入れることにより芯がなくなり非常に食べやすくなった。また、白米より優れている点は、調理時間が短い点と、手間が非常に少ない点である。しかし、カロリーが白米より少し少ないためその他で補填する必要があると感じた。

2日目の棒ラーメンは外気温が非常に低かったため沸騰させるのに非常に時間がかかった。対処法としては、コッヘルを分けて沸騰させる、ガス缶を温めるなどの方法で時間を短縮できることが今回の合宿でわかった。また、沸騰を待っている時間にラーメンの包装を剥がしたり、スープを個人のコッヘルに入れる準備をすればさらに時間を短縮でき、1時間出発をさらにスムーズに行うことができると考える。夜のパスタは一つのコッヘルで水をあまり追加せずに調理したため、はじめの方はうまく行ったが、最後の方は小麦の汁を吸ったためあまり茹でられていないようなパスタになってしまった。対策としては水をこまめに交換することや、コッヘルを分けて茹でることで改善できると考える。

3日目のカレーはアルファ米とフリーズドライのカレーを使用し、個人用のコッヘルを汚さず調理の手間も少ないため非常に良い食料だと考える。調理法をいくつか試したが、その中で一番良かったものは、まずアルファ米をつくり、その中に、小分けにしたフリーズドライのカレーを容器の中に入れお湯を適量いれるというものであった。

 

<衛生報告>

衛生装備の使用はなかった。

 

<装備報告>

消費したカート 4

団体装備の破損等なし

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2022年11月屋久島PW報告

2022-11-21 23:52:52 | 現役活動報告

<PL総括>

文責:3回生Y

 今回の合宿では全行程を無事に踏破することができた。最終日は天候が快晴となり、久しぶりに好条件の中で登山を楽しめた。テント泊装備での2泊3日の縦走ということで今までに積んできた経験・技術を十分に発揮できた合宿であった。費用面では高額であるが、唯一無二の景色と自然が魅力の山なのでしっかりと記録に残し後輩へと伝えていきたい。

<反省と改善>

文責:3回生N

(反省)

  • ルートファインディングに時折ミスがあった。

(改善)

  • トレースやピンクテープ等を常に意識しながら行動する。

<行動日程>

文責:3回生S

2022年11月1日(火)

時間

場所・行動内容

所要時間

17:00

さんふらわあ大阪第二ターミナル(集合)

 

18:00~

フェリー(大阪南港―志布志港)

15:00

2022年11月2日(水)

09:30~

バス(志布志港―鹿児島中央駅前)

2:00

13:00~

バス(鹿児島中央駅前―南ふ頭)

0:20

13:30~

高速船(南ふ頭―宮之浦港)

2:00

15:30~

バス(宮之浦港―白谷雲水峡登山口)

0:35

16:20

白谷雲水峡登山口(出発)

 

17:00

白谷山荘(TS1)

0:40

2022年11月3日(木)

04:00

起床

 

05:00

白谷山荘(TS1)・出発

1:00

05:35

辻峠・ダウン1

0:35

05:40

同上・出発

0:05

06:25

楠川分岐・ダウン2

0:45

06:30

同上・出発

0:05

07:40

920m地点・ダウン3

1:10

07:50

同上・出発

0:10

09:40

高塚小屋・ダウン4

1:50

09:55

同上・出発

0:15

10:45

新高塚小屋(TS2)・到着

0:50

2022年11月4日(金)

04:30

起床

 

05:30

新高塚小屋(TS2)・出発

1:00

07:10

1700m地点・ダウン1

1:40

07:20

同上・出発

0:10

08:00

永田岳・ダウン2

0:45

08:05

同上・出発

0:05

08:40

焼野三叉路・ダウン3

0:35

08:45

同上・出発

0:05

09:05

宮之浦岳・ダウン4

0:20

09:20

同上・出発

0:15

10:50

投石平・ダウン5

1:30

11:15

同上・出発

0:25

12:10

黒味岳・ダウン6

0:55

12:25

同上・出発

0:15

13:50

淀川小屋・ダウン7

1:25

14:00

同上・出発

0:10

14:50

紀元杉(到着・解散)

0:50

<気象報告>

文責:3回生N

(1日目)

 停滞前線の影響を受け、入山前から激しい雨に見舞われた。入山前から雨具、ザックカバーを着用し、最初の宿泊地である白谷山荘まで順調に歩を進めることができた。

(2日目)

時間

天気

気温

風向

風力

雲形

雲向

雲量

7:50

くもり

17

西

1

うす雲

×

10

9:50

16

南西

1

うす雲

×

10

 日本海にて発生した低気圧の影響を受け、2日目も雨に見舞われた。登山道は滑りやすくなっており、特に、木道は非常に滑りやすく危険であった。夜になると非常に強い雨が宿泊地である新高塚小屋を襲った。雨が多い屋久島の気候を、身をもって体験することができ、良い経験になったと考える。

(3日目)

時間

天気

気温

風向

風力

雲形

雲向

雲量

9:05

晴れ

13

北西

3

うろこ雲

×

1

11:00

晴れ

20

北西

2

うす雲

×

3

 前日に大雨を齎した低気圧は北東に移動し、中国大陸から高気圧がやって来たことを受け、3日目は綺麗な青空が見える晴れ模様となった。しかし、朝方は濃霧となり、周囲3mほどしか見ることができなかった。その濃霧も日の出とともにさっぱり消え、緑が映える素晴らしい天気となった。

 

〈食料報告〉

文責:3回生S

1日目・夜

米を炊いてカレーライスを食べた。なお、4合を大コッヘルで炊飯した。手順は、①吹き出るまで強火(5分強)、②コッヘルの振動がなくなるまで弱火(15分弱)、③火を止めて蒸らす(約10分)である。炊飯は成功した。焦げもなかったため、処理が簡単で食事及び後処理の時間短縮につながった。水は第一関節と第二関節の中間よりやや多めに入れた。

2日目・朝

各自持参した袋麺を食べた。袋に記載されたとおり調理した。

2日目・夜

麻婆春雨とアルファ米を食べた。麻婆春雨は6人分を調理した。袋に記載されている方法に沿って調理を行ったが、水分が飛ばなかったため、完成品はやや水分を含んだ麻婆春雨になった。しかし、水分の多さは米と相性が良く、米が食べやすくなった。麻婆春雨は軽量かつ体が温まるため、夕飯に適していると感じた。油分についてはアルコールシートで簡単に処理できた。

3日目・朝

カレーメシを食べた。事前にカップから中身を取り出し、ジップロックに移し替えたため嵩張ることはなかった。また、ゴミ削減のため容器は昨夜のアルファ米の空袋を使用した。調理時間が短いうえ、米が含まれているため食べ応えがあり、3日目の長時間行動に適した食事だった。

 

〈装備報告〉

文責:3回生S

故障・破損した装備はなかった。

 

〈衛生報告〉

文責:3回生S

使用した衛生装備はなかった。

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