ゆるり草

日々の暮らしのあれこれ

おやつ

2012-10-18 17:33:37 | 日記
今日のおやつ。



「京遊び」というお菓子です。

デパ地下で、諸国のお菓子を売っているコーナーがありますよね。
そこでいつも買うお菓子です。

初めて出会った時は、売り切れ入荷待ちでした。
10袋セットになっていて、800円だったと思います。
一袋80円ということですよね。

一袋の中身がこれ。


懐かしい駄菓子が、入っています。
金平糖やラムネ、ビスケットに色付きの砂糖をコーティングしたもの。

中でも、見本を見て購入するきっかけになったのが、
オレンジ色の魚の形の甘辛いお煎餅です。
とても懐かしいお菓子です。

子供の頃、妹とふたりで、ほとんど毎日、
いつも同じ近所のお菓子屋さんに、おやつを買いに行っていました。

一年生の頃は、100円でした。
その後、物価が、上がったため、少しずつ金額が増えました。

明治のカップのアイスクリームが、10円の時代ですから、
100円で、二人の一日分のおやつが買えました。

お店のおばさんも、毎日のことなので
心得ていて、どんなに長く迷っても気長に待ってくれたり、
予算も知っているので、アドバイスもしてくれました。

キャラメルやチョコレートなどを選んだ後、残りのお金で買うのが、
量り売りのお菓子です。
今では、お煎餅屋さんでしか見かけない量り売りですが、
その頃は、お煎餅だけでなく、ビスケットなど色々ほかにも量り売りでした。
スコップで、すくって紙の袋に入れてもらいます。
残金分量ってもらうのですが、いつも、おばさんがオマケしてくれました。
今思うと、一日の内で一番の、至福の時でしたね。

その中に、この魚(多分、鯛)のお煎餅があり、
妹も私も、時々つまむ母も、好きなお菓子でした。

20年程前に、二世帯住宅に立て直して、
我々家族が、ここで暮らすようになって、
そのお菓子屋さんに息子たちも行きました。

息子の友達が、代金を投げたことを、おばさんが、きつく叱ったと聞きました。
いつもにこにこして、優しいおばさんですが、
きちんと子供たちを叱ってくれる人なのだと、見直しました。

当時、中学校で、回りを困らせていた男子グループも時々店にたむろしていましたが、
おばさんは、きっと悪いことをしない限り、他の子と差別せず接していたのだと思います。

15年程前に、店は閉め、リフォームして、店舗は、玄関になりました。
高齢になられましたが、
サラリーマンをしていたご主人と今でもお元気でお暮らしの様子です。



コメント
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