ゆるり草

日々の暮らしのあれこれ

清々しい

2014-02-21 22:07:16 | 日記
この2週間、寝不足になりながら、ソチ冬季オリンピックを楽しんでいます。
テレビで繰り返し報道されているように、
浅田真央選手の昨夜のフィギュア女子シングルのフリーの演技に感動しました。
自然に涙が出ました。彼女の気持ちが、見る人に伝わったのですね。

もう一つ印象に残ったのは、インタビューの受け答えの中のある一言です。
はっきりは覚えていませんが、インタビュアーの質問は、
「満足できる演技ができたのではないですか?」という内容だったと思います。
浅田真央選手は、
「はい、出来ました。」と答えました。
ご本人が意識していたのかどうかはわかりませんが、
出来たと思います、でなく、出来ました、だったことに好感を持ちました。

例えば、事故や不祥事を起こした会社が謝罪の時、
「今後は二度とこのような事故を起こさないように努めたいと思います。」
などと言い頭を下げます。
「起こしません。」と言い切れないのは当然ですが、
なぜ「・・・起こさないよう努めます。」ではないのでしょう。

そういう私もブログや手紙、メールを書き、
読み返してみると、(・・・と思います)を繰り返し使っていて、
無理やり、一つを(と考えます)にかえてみたりしますから、
他人を批判する資格はありませんけれど。

日本語の曖昧な表現は、時として美しく、人を傷つけない優しさがありますが、
きちんと言い切る潔さも大切だと思います(?)。

浅田選手の「出来ました。」の言葉に清々しい気持ちになりました。





コメント
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