コーヒー足し 違う味二種 初雪の煙
立つはずも 無いので冷湯 名残惜し
碎氷 融けるのは待たず 粉雪融かし
熱いうちに 召し上がれと 昔の話
盗まれて 小説の続き 字が嫌がる
文盲に 遡ればと 松明拒否
リズムだけ 踊っておどけて お祭り騒ぎ
本能のみ 生きると野蛮 戦争賊
戦争だ 大義名分 掲げる賊
華人への 嫉妬を隠し 忍者武士
外来だ 戦え闘士 忍者男児
殺人好き 隠して正義 口先だけ
盗んだぞ 作品コピー 逃げ足速し
ハッキング ネットワークデータ 遠隔操作
組織の頼み バックがいるなら 問題無いと
思い込み 防火壁 壁人使い
〈東郷嘉奈月衣=日月緋彌冬月月彌千久泉路世汰炬呂拿千波らんらん意流花語霜雨のち苺望玄baobabbabyTogoKanaGOKA 筆。〉
他の作家さんのファンが作家さんと同じ土俵、つまり対等な立場になりたがって、小説家を目指すらしい。
志があることは悪くはない。それ自体はむしろ良い。
良い野心や良性の目的がないと、良い文章が書けないからだ。
作家さんを尊敬し、同じ場所にいたいという憧憬は、活きる励みにもなる。
だが、私という世に知られていない作家の作品を無断使用して夢を叶えようとするのは本末転倒だ。尊敬する作家さんが知るとその行為を普通なら軽蔑するはずだ。
「コピーが良い」とは作家じゃなくとも言わないし、自分がコピーされたら嫌な気持ちになるのが目に見える。
相手の気持ちを思いやれないモノ書きが、良いモノを書けるはずもない。登場人物は、思いやりのない人物ばかり出て来るだろうな。
私の場合、実際の出来事と被害を物語にしているので、半分以上犯罪者のあるべき習性を描き、読者に注意喚起を促している。
そんな話がおもしろいなら、この世はまだ救いがあるが、つまらないなら人々は犯罪者よりの人間に為っているということだ。既に、盗みやコピーで小説家になろうとする心が犯罪者のモノで、そいつらにはつまらない話でしかないはずだ。犯罪者の日常など、連中にはおもしろくない。自分らで犯罪日常を告白して書かせた方がよっぽどおもしろいだろう。
私は犯罪嫌いなので想像で書いており、やはり真に迫る事はないのだ。
東郷嘉奈月衣千波らんらん 筆。
