語霜久泉千波らんらん虹月の文人芸術家ブログ☆虹色の素手で神霊と対話創作☆

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ナルシストは自分を重要視し過ぎる

2021-05-13 02:37:18 | 文人日月緋望玄
(2021.05.13 Thu. by my jugemブログより転載。)
ナルシストは自分を重要視し過ぎる。
歯車の小さなパーツに生まれ、世界の中でも小さな家族に生まれ、自分の足で立って歩けるまで誰かがいないと本当に死んでしまう小さな姿に生まれ、遡ると誰かの細胞でしかなく、運の良さで大人に為ったことは皆同じだ。
なので、大きな家や大きな家族に生まれたとしても、皆、元は、とてもたわいないちっぽけな細胞で、結局またちっぽけな細胞に戻る。
ちっぽけな細胞に心があるかは謎だけど何らかの記憶は持っていそうで、そこに神秘がある。
ただの記憶を持つ何かは、今度は違う物体に入り込むかもしれない。もちろん、過度に軽視すると、せっかくの良い体や良い環境を無駄にしてしまうので、大きな家族と大きな家に住める幸運を、淡々と噛みしめるべきだろう。ただ、自分の幸運は自分であまり気づかないもので、他人の家族を見たり聞いたりし、多少の違いを知っておかないと、失うまで粗末に扱ってしまいがちだ。
特に、自分を大事にしてくれる人が多いほど、重要視されるのを当然だと思うだろうが、ちやほやされることに慣れるより、快適過ぎる場所から少しだけ離れてみる訓練が必要だ。そこが消えると生きていけない人にならない為にも。
小さな世界でぬくぬく生きるのは快適かもしれないけども、外で有名に為りたいのなら、内にばかり籠っていたら、外の広い世界では全く通用しないので、御輿に乗ってばかりでは裸の王様と同じだ。
by  東郷嘉奈
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