偽情報を流布する人は泥棒だろうな。
処女だった私を夜の女と噂を流布した友人がいたけど、住んでいた場所が夜の街だっただけで、私は普通の女子高生だった。
夜明るい街は、意外と治安が良く、若い私が襲われたことはない。
海岸沿いの街は、ナンパ師が時々いたけど、相手にしなければ、どこかに引きずりこまれるわけでもく、あっさり他の体が優しい女に注意が向く。
なので、若い私は沖縄那覇市でキレイな身体を守り通し、なぜか恋愛途中で消えた彼氏とは、そのまま別々の人生を歩いた。
高校生という恋愛適齢期にできた猫っぽい顔の彼氏はあまり頭が働かない表情で、私に近づいて恋を始めたのに、また自分から去ったのだ。
とても受け身な私は、去る男に1度は理由を聞こうとするけど、大抵すぐに諦め、彼らの人生と選択を尊重した。
なので、私が積極的に「男にアタック」したとかいう情報は、明らかに偽情報で、ほぼお遊びのバレンタインチョコをまるで超本命の様に言われても、他の女子のバレンタインチョコが「皆義理チョコじゃない」と言うのと一緒だ。
そりぁ、才色兼備な私が、積極的にアタックしたら、落ちない方がややオカシイ(有問題…)けど、誰かを落とそうとするほどの恋心を抱いたことはほとんどない。
若い私でそうだったのだから、恋をいくつか経験した中年の私だと、全く無意味な恋愛にかまけていられないし、才色兼備だった私が気に入る男は、「今でも少ない」し、もはや普通の男には興味が向かないのだ。
私のいう「普通の男」とは、大学院を卒業した理数系の正社員で年が近くて未婚だ。
何しろ、私は大学院に少しいた女で、勉強好き同士でうまく付き合えると思ったからだ。
キミらが勉強嫌いなら、大学院卒の相手はつまらないだけだ。