芽吹いたばかりの薄緑

早朝、矢作川堤防道路を走っていると、ハンドルを握る指先とペダルを漕ぐ足先が痺れるように冷たい。それでも河原は冬が終わり、春の始まりの様相を見せ始めた。先日、ブログで「鶯の声を聞きながら太極拳の練習を・・・」という書き込みを読んだ。こちらでは少し遅れて、2･3日前から練習中の鶯が、今日初めて全フレーズ完璧に鳴いた。毎年、この声を聞くと、今まで静かだった河原が鳥達の鳴声で俄に騒がしくなる。正に「春告げ鳥」だ。堤防に掛かる橋を渡りながら、中州の雑木林に目をやると、芽吹いたばかりの薄緑がうっすらと・・・。雑木林の枯れ枝の先端が、煙ったみたいな淡い緑色で覆われて、新緑までの彩りと言えないくらいの彩を河原に添えている。その色の変化が気温の変化の先取りだろう。その移ろいを楽しみながら、走っていると、何時の間にか暖かくなっているという寸法だが。さて、そんな自己暗示で手足の冷たさが凌げるかな。

本日の自転車走行データ D:24.26 T:1.16.26 A:19.0 M:36.5 O:17016