二日続きの寒い朝となった。完全防寒の早朝自転車走だが、追い風なら堤防上でも何とか乗り切れるが、向い風になると矢張り辛い。今の時期、海岸道路からの復路は、どうした訳かまともに前から風を受ける。従って、堤防上は避け、松並木道路下の堀川沿いを帰ってくることになる。冷たさは同じだが、下を走るだけ風は弱い。この道に入り、ホッとしながら走っていると、目の前の川岸の棒杭の天辺に、カワセミがちょこんと。今まで見た事もないほど近い距離だ。慌てて自転車を止め、腰のカメラを取り出して構えたら手が震えてきた。この位置なら、ポカチョンカメラでも大砲レンズ並のショットが撮れるぞ・・。息を殺してピントを合わせようとした其の時、瑠璃色の羽根がキラッと光って、姿が見えなくなってしまった。カワセミを見つけてからこの間、何秒経ったのだろう。逃がした魚は大きかった。残像だけが目の中に。西部劇のガンマンよろしく、腰からカメラを取り出す練習でもしなければ・・・。
本日の自転車走行データ D:26.28 T:1.30.23 A:17.4 M:35.0 O:23082
本日の自転車走行データ D:26.28 T:1.30.23 A:17.4 M:35.0 O:23082