ジジが以前住んでいた家の前に、チョットした倉庫くらいの建物がある。ジジの親父が仕事をする時に使っていた建物で、中はガランとしている。そこに住んでいた時は、子供達が卓球台を入れて遊んでいた。が、なにせ、ジジの親父が若い頃建てたと言っていたので、もう100年は経つかもしれない。ババが言うには、このところの台風や大雨で、雨漏りをするようだ、と。先日、大工さんに見てもらった。大工さん曰く、もう、屋根修理は無理です。この位の雨漏りなら昔は普通にあった。晴れれば乾燥します、ときた。昨夜の大雨が心配だったので見に行ったら、案の定チョットした水溜りが出来ていた。慌ててバケツをおいたら、ポツンと雨漏りの音がした。何となく懐かしい気がした。孫達に雨漏りと言っても、何のことが分からないだろう。機会があったらあの音を聞かせておこう。それにしても、これから、どうしたものか。