鉢植えのヤツデが初めて蕾を着けた。何年も前に買った寄せ植えの中に小さなヤツデがあった。他の植物は枯れてしまったのに、これだけが残ったので、鉢に植え替えた。それ以降、ババに言わすと「愛情の欠片もない機械的な水やり」をして来た。確かに土の湿り具合で水量を加減することも無く、柄杓で植物の頭からザーッと掛けるのがジジ流。それでも、今年、古い葉っぱが落ちた後、茎が急に伸びて来て、先端に白い粒粒の蕾が出て来てきたのだ。まさか花が咲くとは思ってなかったので、これにはビックリ。昔はどこの家にもあったヤツデだが、近頃はとんと見かけないと思っていた。が、この蕾が出てからは目がヤツデを探していたのか、先日行った紅樹寺の裏の藪椿の影に、沢山のヤツデの花が咲いているのを見付けた。我が家のとは違って、流石、自然生え、大きくて逞しい葉っぱと花だった。







