こんにちは。寝屋川市木屋町のかとう整骨院です。
突然ですが、みなさんはNHKの朝の連続ドラマをご覧になっていますでしょうか?
私は朝の出勤前にコレを必ず観てから出勤しております。現在は堀北真希さんが主演で、『梅ちゃん先生』という番組が放送されています。このドラマの中で、主人公が医者という設定から、ときどき医学用語や病名が登場します。
先日の放送で、主人公が担当する患者さんがギランバレー症候群になるという話がありました。この、少々聞きなれない病名をすこし解説してみたいと思います。
学生時代の教科書をみると・・・
『ギランバレー症候群:末梢神経の急性炎症性脱髄疾患で運動麻痺を主徴とする。』
とあります。なにか、いまいちピンときませんね^^;
なので、細かく解説すると、我々人間の神経というのは脳と脊髄(背骨)で構成される中枢神経と、それ以外の末梢神経に分類されます。ギランバレー症候群とは、この末梢が破壊される病気という訳です。ちなみに、脱髄とは神経が破壊されることです。
ドラマのなかでは、肺炎で入院していた患者さんが手足の感覚障害をおこし、それに梅子が気づくという設定になっていました。この話のように、ギランバレー症候群は、高熱の後に発症することが多く、手足の運動障害の他に、顔面神経麻痺も特徴的です。もし、高熱を出された後に、このような症状がでた場合は、すぐに病院で検査を受けた方がいいでしょう。
ちなみに、この病気は比較的予後が良好で、再発も少ないようです。ですが、まれに突然死を起こす恐ろしい病気です。過去に、芸能人では大原麗子さんや安岡力也さんがこの病気でなくなりました。気をつけていれば防げる病気というわけではありませんが、治療の大原則は早期発見、早期治療です。当院でも、ご相談いただければしかるべき専門機関をご紹介できますので、お体のことで何か気になる事があれば、いつでもご相談ください。
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