角灯と砂時計 

その手に持つのは、角灯(ランタン)か、砂時計か。
第9番アルカナ「隠者」の、その俗世を生きる知恵を、私にも。

#219 「黙っていたら、ナメられる。」・・・枝野クンで遊ぼう

2017-10-21 08:26:24 | それ行け!エダノ君。
(立憲民主党 WEB CM より)



いやね、
ついうっかり見てしまったんだけれども・・・


立憲民主党 WEB CM


「黙っていたら、ナメられる。」

ごもっともです。

でも、
誰よりも人をナメてるのは枝野クンその人なんじゃないかと、
ワタクシなんぞは思うわけでして、

あんまり相手したくないんだけれど、
黙っていてナメられるのも嫌だし、

上と同じく、
立憲民主党の特設サイト(→https://cdp-japan.jp/)の、
オススメ動画にあった〈立憲民主党 代表インタビュー「国民との約束。」〉をネタに、

枝野クンとその仲間たちについて、
素朴に思うところを言っておきます。


立憲民主党 代表インタビュー「国民との約束。」



何となく聞いていると、
何となく「そうだよなあ」と思わされてしまうところが、
枝野クンの恐ろしいところなんだけれど、

ここはひとつ(冷静になるためにも)文字にして、
少々茶々を入れておきましょうか。


1,国民の暮らしを立て直す

結婚したい相手がいる、
そして家庭を持って子供を産み、育てたいという思いを持ちながら、
経済的な理由でそれを断念している若者がいる。
長年日本の豊かさを作り上げてきたにも関わらず、
老後、本当に不安の中で暮らしている高齢者がいらっしゃる。
こうした人たちをどう社会全体で支えていくのか。
それはひとごとではないんです。


そりゃま、そういう若者も、そういう高齢者もいるでしょう。

けど、
そこでいきなり「社会全体で支えていく」という話になってしまう辺りが、
そして、
端的に言ってそれは税金の徴収と分配によって為されるということには決して触れない辺りが、

やっぱリベラルなんだよなあ。

実は格差の上にいると思っている人の将来というものが、
格差の拡大によって脅かされているんです。


これは正直、謎発言。
前後を繰り返し聞いてみても、やっぱり謎発言。

格差批判をしとけばウケると思っているのかな?
だったら、やっぱり人をナメてる。


2.原発ゼロの実現

しかし実際に原発が動かなくても日本の経済は回ってきました。

こういう言い回しをする人、他にも沢山いるんだけれども、
それこそ電力会社の現場の人達が死に物狂いで供給に努めたからであって、
澄まし顔で言い放つことじゃないと思う。
石油・天然ガス等、エネルギー資源を余分に輸入してる(お金使ってる)わけだし。

やっぱり人をナメてる。

原発ゼロをやるのかやらないのかではない。
リアルな工程表をしっかりと示して、
こういう順番で、こう進めていけばできるんだということを、
しっかりと示し、その道を歩んでいく。


長期的な話としてなら、ワタクシめも原発ゼロは否定しません。
なので「リアルな工程表」しっかりと示してください!


3,多様性を守り、ともに支え合う社会へ

人それぞれ違っている、その違っているものを
お互いに認めあう社会というのは、
すべての人にとって生きやすい社会です。
多様性は社会の強さなんですね。


ソレはそのとおり。
言っている人(=枝野クン)がそれほど「多様性」を認めているとは思えないけど。


4,情報公開の徹底

今求められているのはオープンな政治だと思います。
知らない所で、知らない人が知らないうちに決めている。
こういう政治では、何を決めても信頼は得られません。
みんなの見える所でみんなの分かる決め方をすることで、
その決められた政策についての信頼度は高まる。
私はそう思います。


ええ、ええ、仰るとおり。
ワタクシとてそう思いますよ。

けどね、
今日の日本が「オープンな政治」でなかったり、
「知らない所で、知らない人が知らないうちに決めている」ものだったり、
ということはないんじゃないの?
単に、枝野クンの気に入らない政策だというだけで。

っていうか、かつての民主党政権は、
「みんなの見える所でみんなの分かる決め方」をしてましたっけ?


5,立憲主義の回復

2年前に強行採決された安保法制は、憲法違反です。
それまで認められなかった集団的自衛権を、
合理的な理由なく、解釈を変えて認めてしまった。
こんなことは立憲主義の観点から、
到底認められることではありません。
北朝鮮の問題など、日本の安全をしっかりと守る
これは個別的自衛権の問題です。
従来、憲法で認められてきた個別的自衛権。
これをしっかりと充実させて、
現状の危機に対応していく。
このことを私たちはしっかりと進めていきます。
でも、今問われている集団的自衛権は、
日本が攻められていない、その場合の問題です。
立憲主義という当たり前の原則が、
こうしたことで歪められてしまっていいはずがありません。


枝野クン的には、ここが本丸なんでしょうね。

にしても、
「2年前に強行採決された安保法制は、憲法違反です」
何故、キミが、そう言い切るの? 何様なの? ですわ。

北朝鮮の核・ミサイル開発に関して言えば、
個別的自衛権(つまり米国抜きでの意味だと思われる)で、
「日本の安全をしっかりと守る」ことができるなら、苦労はないわ。

だいたい、
「従来、憲法で認められてきた個別的自衛権」
と仰いますが、それ自体、時の政府の憲法解釈でございますよ。

っていうか、
そもそも「自衛」に個別も集団もないでしょう!
自分は守る、人は守らない、ってそんなん有り得へん!!


リアリズムとボトムアップの政治

選挙に勝つ、それは国民の皆さんとこの国の未来のために、
選挙に勝って、掲げる政策を実現していく。
そのことを常に忘れることなく、
前に進んでいきたいと思っています。


そんなことはないと信じてるけど、
万一、間違って立憲民主党が「選挙に勝って、掲げる政策を実現していく」日がきたら、
日本は「前」ではなく「後ろ」へ進むことになるよ。
枝野クンにはソレが「前」なんだろうけどさ。

方向性を示しながらも、
国民の皆さん一人ひとりとともに新しいビジョンを描いていく。
ボトムアップ型の国づくり。
ボトムアップ型の民主主義。
新しい動きというものに、
国民の皆さんにぜひ一緒に加わっていただき、
前に進んでいきたいと思っています。


枝野くんてば、
「国民の皆さん一人ひとり」のこと信頼もしてないくせに、
けっ、ですわ。


おっと、ついつい口が悪くなってしまいました。


今更ですが、
ワタクシ、率直に言って枝野クンのこと嫌いなんですけど、

今回、自ら代表になったこと自体は買ってますよ。
何と言っても、党の最高責任者ですからね。
それなりの覚悟はあるということでしょうから。

それに、どういうわけか、
立憲民主党のポスターとかパンフレット、
けっこう良くできてるんですよね。


*立件民主党:政策パンフレット(→https://cdp-japan.jp/gallery/)、


特設サイト、
国民との約束(→https://cdp-japan.jp/yakusoku/)、
なんかも、
上の代表インタビューとちゃんと連動してたりしてさ(本来、当たり前のことだけど)。



これは、そのサイトにある代表メッセージです(→https://cdp-japan.jp/message/)。

代表メッセージ

日本社会は危機の中にあります。
分断と排除の政治が行われ、立憲主義が壊されています。
社会の多様性が脅かされ、
国民の大切な情報が隠蔽されています。
一握りの人たちがトップダウンで物事を決めてしまう、
傲慢な政治が横行しています。
政治は、政治家のためでも政党のためでもなく、
国民のためにあるものです。
今の政治に怒りや危機感を持つ、多くの国民の声に応え、
政治の流れを転換させたい。
この国に暮らす多様な一人ひとりとの対話を通じて
誰もが自分らしく生きられる社会をつくりたい。
その決意をもって、私たちは、立憲民主党を立ち上げました。
国民のみなさんの日常の暮らし、現場のリアルな声に根ざした、
ボトムアップの政治を実現する。
それが私たちの描く、日本の未来です。
右でも左でもなく、前へ。

立憲民主党代表
枝野幸男



これも、
うっかりすると「ふんふん」と感じ入ってしまいそうになるのだけれど、
いやいや、

日本国内の現状はそれほど(民主党政権時ほど)悪くないし、
印象操作に躍起になってるみたいだけれど現政府はそれほど(菅直人政府ほど)傲慢ではないし、
「怒りや危機感」を抱かせるのは、むしろ野党の在り様だし、
その他諸々、だし、

枝野クン、
「ボトムアップの政治」を目指すなら、
まず、このワタクシの声を聞いてやって。


おっと、
また言い過ぎました。

最後に、
枝野クンの言う「立憲主義」について見ておきましょうか。
これも「国民との約束」ページにあります。

立憲主義とは

立憲主義とは、政治権力が独裁化され、一部の人たちが恣意的に支配することを、憲法や法律などによって、抑制しようとする立場です。
立憲民主党は、日本に立憲主義を回復させ、互いの違いを認め合い、ともに支え合う社会を実現する政党です。



かつて、菅直人首相(立憲民主党最高顧問)枝野幸男官房長官(立憲民主党代表)コンビは、
福島第一原発被災事故後の「恐い」「不安」という気分に乗っかり、
憲法はもちろん、法律上何の根拠もなく、まさしく恣意的に、浜岡原子力発電所の停止を「要請」しました。

ワタクシとしては、
そんな「後ろ(過去)」のある人が何を言ってもね、です。


「黙っていたら、ナメられる。」

黙っている人をナメてかかる人がそういうことを言うんだよ。


えっと、
これは言い過ぎじゃないですよね?


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