年の瀬です。
この一年を振り返る特別番組や特集記事はお約束ですが・・・
十年一昔とよく言います。
けれど、昨今、
三年でも十分に「昔」だなあと思います。
平成23年、2011年というと、
北朝鮮の金正日、アルカーイダのウサマ・ビン・ラーディンが死にました。
円相場は、1ドル75円32銭の戦後最高値。
今となっては、信じられません。
いずれも、滅茶苦茶昔の話のような気がします。
けれど、三年が過ぎたと気付き、もうそんなに?
ということも、やっぱり有るんですよね。
東日本大震災。
ちょっと言いにくいことなんですが・・・
震災「と」原発事故、という言い方は、ホントはどうなんでしょう。
実のところ、
福島第一原子力発電所といえども、津波に襲われた被災者のはずですよ。
その災いを、自らの内で引き受けることが出来ず拡散させ、
福島県、東北地方のその後に、大きな影響を与えてしまったのは、
如何ともし難い事実ですけれども。
東京でモメテただけのエライ人たちはともかく、
事故現場に在った、そこで暮らしていた人々は、
文字通り、必死で事故を押さえ込もうとしたわけで。
今、福島の人々が、
本当のところ、どう思っているのか、どうしたいのか、
私に「解るよ」とは言えません。
個人で発信している人の言葉を知ることは出来ても、
「福島県民」という名前の人がそこに居るわけではないし。
編集を経た後のニュース等で、福島県民を分かった気になるのも違う気がする。
ただ私たちは、
時の菅直人首相が植えつけた「(全ての)原発は危ない」という思い違いを、
枝野幸男官房長官が撒き散らした「(どんなに少量であっても)放射線は怖い」という思い込みを、
三年を経た今「それでいいの?」と問わなきゃいけないと思う。
「事故の被害者」を思えば、
原発推進はもちろん、原発やむなしでも言いにくい。
けれど、理性とか科学とか、
そういったものを抜きに、いつまでも同じところに留まっているとしたなら、
それは、自分のみならず福島や東北の人々に対しても誠実でない、
のではないだろうか。
「反」や「脱」の人々は、一括りに「原発」というけれど、
立地、型式、経年。どれをとっても同じというものではない。
それぞれに、其々の危険性があり、安全対策がある。
「安全が確認されたものから順次再稼働」というのが、
現政府の方針で、私は基本賛成の立場です。
ただ、本当は、
何をもって「安全」というのか、
どれほど「危険」ならダメなのか、
そこのところを、もう少し説明して欲しいなと思う。
アレアレ、三年一昔、を言いたかったのに、
めっきり現在の話になってしまいました。
けれどまあ、
もともと現在につながらない過去はなく、過去と切り離された現在もない、
ということで、
悪しからずお許しを。
この一年を振り返る特別番組や特集記事はお約束ですが・・・
十年一昔とよく言います。
けれど、昨今、
三年でも十分に「昔」だなあと思います。
平成23年、2011年というと、
北朝鮮の金正日、アルカーイダのウサマ・ビン・ラーディンが死にました。
円相場は、1ドル75円32銭の戦後最高値。
今となっては、信じられません。
いずれも、滅茶苦茶昔の話のような気がします。
けれど、三年が過ぎたと気付き、もうそんなに?
ということも、やっぱり有るんですよね。
東日本大震災。
ちょっと言いにくいことなんですが・・・
震災「と」原発事故、という言い方は、ホントはどうなんでしょう。
実のところ、
福島第一原子力発電所といえども、津波に襲われた被災者のはずですよ。
その災いを、自らの内で引き受けることが出来ず拡散させ、
福島県、東北地方のその後に、大きな影響を与えてしまったのは、
如何ともし難い事実ですけれども。
東京でモメテただけのエライ人たちはともかく、
事故現場に在った、そこで暮らしていた人々は、
文字通り、必死で事故を押さえ込もうとしたわけで。
今、福島の人々が、
本当のところ、どう思っているのか、どうしたいのか、
私に「解るよ」とは言えません。
個人で発信している人の言葉を知ることは出来ても、
「福島県民」という名前の人がそこに居るわけではないし。
編集を経た後のニュース等で、福島県民を分かった気になるのも違う気がする。
ただ私たちは、
時の菅直人首相が植えつけた「(全ての)原発は危ない」という思い違いを、
枝野幸男官房長官が撒き散らした「(どんなに少量であっても)放射線は怖い」という思い込みを、
三年を経た今「それでいいの?」と問わなきゃいけないと思う。
「事故の被害者」を思えば、
原発推進はもちろん、原発やむなしでも言いにくい。
けれど、理性とか科学とか、
そういったものを抜きに、いつまでも同じところに留まっているとしたなら、
それは、自分のみならず福島や東北の人々に対しても誠実でない、
のではないだろうか。
「反」や「脱」の人々は、一括りに「原発」というけれど、
立地、型式、経年。どれをとっても同じというものではない。
それぞれに、其々の危険性があり、安全対策がある。
「安全が確認されたものから順次再稼働」というのが、
現政府の方針で、私は基本賛成の立場です。
ただ、本当は、
何をもって「安全」というのか、
どれほど「危険」ならダメなのか、
そこのところを、もう少し説明して欲しいなと思う。
アレアレ、三年一昔、を言いたかったのに、
めっきり現在の話になってしまいました。
けれどまあ、
もともと現在につながらない過去はなく、過去と切り離された現在もない、
ということで、
悪しからずお許しを。
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