憲法9条を(負の)世界遺産に、是非!
何故って、
はっきり言って「遺物」であり「異物」でしょ。
流石にこれを読んだことない、って人はいないでしょうけど、
一応本文掲げます。
日本国憲法
第二章 戦争の放棄
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
無責任な空文です。
素直に読めば「何じゃこりゃ?」です。
「戦争せず、武力を見せず使わず、軍隊・戦力など持たず、戦う権利もない」
そうとしか読めん!
安保法制について、
あちこちでワカモノたちが騒いでます。
ものすごく素直な子達なのかもしれません。
何故って・・・
折しも、中学校教科書の採択年でして、
「教科書展示会」なるものを全国でやってます。
(文部科学省:都道府県が設置する教科書センター一覧→http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/center.htm)
せっかくなので、行ってきましたよ。
そこで、公民教科書の、
憲法と自衛隊に関する記述を読み比べたりしました。
手で(!)コピーしてきたものを引用します。
東京書籍『新編新しい社会公民』
第2章 個人の尊重と日本国憲法 (/全5章+終章)
第1節 人権と日本国憲法 (/全3節)
*日本の平和主義 (/全4項)
「平和主義と憲法第9条」
〈日本は国を防衛するために自衛権を持っています。自衛隊と憲法第9条の関係について、政府は、主権国家には自衛権があり、憲法は「自衛のための必要最低限度の実力」を持つことは禁止していないと説明しています。一方で、自衛隊は憲法第9条の考え方に反しているのではないか、という意見もあります。〉(42頁)
自由社『新しい公民教科書』
第3章 日本国憲法と立憲的民主政治 (/序章+全5章+終章)
第1節 日本国憲法の国家像 (/全4節)
*平和主義と安全保障 (/全6項)
「自衛隊」
〈しかし、世界的にも有数の実力を備えた自衛隊を「戦力に至らない」とする政府の憲法解釈には批判も多くあります。また、自衛隊は憲法違反であるから解散すべきだという主張もあります。しかし逆に、憲法改正を行って自衛権の保有を明確にするとともに、自衛隊をわが国の軍隊として位置づけるべきだという主張もあります。〉(73頁)
(他に、帝国書院、教育出版、日本文教出版、育鵬社、と、あるんですが、すみません、省略)
タメイキ、ですねえ。
多感な中学生がこういうものを読めば、それだけで、
「最高法規」と「現実」との関係、
日本国の有り様みたいなモノに疑問を抱かないワケがない。
政治の世界への関心をも失わせること甚だしい。
と思います。
ああ、若いって・・・
そんな憲法9条なんですが、
大人になっても、好きな人はホントに大好きらしくて、
世界遺産やらノーベル賞やらにって叫んでる人達が、
結構いるんですよねぇ。
本気なのか、単に商売なのか。
ああ、大人って・・・
ひところ、
『憲法九条を世界遺産に』(太田 光 , 中沢 新一 集英社新書)
という本がそれなりに売れたりしましたし、
あるいは、かなり古い話ですが、
エープリルフールのネタになったこともあるみたいで、
(47ニュース:「憲法9条が世界遺産?」 エープリルフールで号外→http://www.47news.jp/CN/200804/CN2008040101000568.html)
これは、もしかして、
自分たちがしていることのバカバカしさを自覚してるってことですか?
で、そんな空気に乗っかって、
踊ってるのか踊らされてるのか知りませんが、
こういうバカモノたち、じゃない、
ワカモノたちの姿を見ると、哀しくなったりもします。
(テレ朝news:「戦争したくない」国会前で若者たちが猛抗議→http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000053043.html)
「私たちの目指す平和」って何なの?どんなモノなの?
他にやりたいことや、やらなきゃいけないことって無いの?
勘違いして騒いでいるアンタたちも、
いっそ(負の)世界遺産に登録してもらえばいい。
ついでに、
〈安倍晋三政権が国会に提出した「国際平和支援法」と
10本の戦争関連法を改悪する「平和安全法制整備法案」に反対〉している
「安全保障関連法案に反対する学者の会」
(呼びかけ人リスト→http://anti-security-related-bill.jp/)
(賛同者リスト→http://anti-security-related-bill.jp/list.html)
なるものには、
“イグノーベル平和賞”を授けてやりたいところです。
(注:本当のイグノーベル賞を揶揄する意図はありません。むしろ素敵な賞だと考えています)
おまけ画像
・・・せっかくの、そのセンス、他に活かそうよ、と思います。
何故って、
はっきり言って「遺物」であり「異物」でしょ。
流石にこれを読んだことない、って人はいないでしょうけど、
一応本文掲げます。
日本国憲法
第二章 戦争の放棄
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
無責任な空文です。
素直に読めば「何じゃこりゃ?」です。
「戦争せず、武力を見せず使わず、軍隊・戦力など持たず、戦う権利もない」
そうとしか読めん!
安保法制について、
あちこちでワカモノたちが騒いでます。
ものすごく素直な子達なのかもしれません。
何故って・・・
折しも、中学校教科書の採択年でして、
「教科書展示会」なるものを全国でやってます。
(文部科学省:都道府県が設置する教科書センター一覧→http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/center.htm)
せっかくなので、行ってきましたよ。
そこで、公民教科書の、
憲法と自衛隊に関する記述を読み比べたりしました。
手で(!)コピーしてきたものを引用します。
東京書籍『新編新しい社会公民』
第2章 個人の尊重と日本国憲法 (/全5章+終章)
第1節 人権と日本国憲法 (/全3節)
*日本の平和主義 (/全4項)
「平和主義と憲法第9条」
〈日本は国を防衛するために自衛権を持っています。自衛隊と憲法第9条の関係について、政府は、主権国家には自衛権があり、憲法は「自衛のための必要最低限度の実力」を持つことは禁止していないと説明しています。一方で、自衛隊は憲法第9条の考え方に反しているのではないか、という意見もあります。〉(42頁)
自由社『新しい公民教科書』
第3章 日本国憲法と立憲的民主政治 (/序章+全5章+終章)
第1節 日本国憲法の国家像 (/全4節)
*平和主義と安全保障 (/全6項)
「自衛隊」
〈しかし、世界的にも有数の実力を備えた自衛隊を「戦力に至らない」とする政府の憲法解釈には批判も多くあります。また、自衛隊は憲法違反であるから解散すべきだという主張もあります。しかし逆に、憲法改正を行って自衛権の保有を明確にするとともに、自衛隊をわが国の軍隊として位置づけるべきだという主張もあります。〉(73頁)
(他に、帝国書院、教育出版、日本文教出版、育鵬社、と、あるんですが、すみません、省略)
タメイキ、ですねえ。
多感な中学生がこういうものを読めば、それだけで、
「最高法規」と「現実」との関係、
日本国の有り様みたいなモノに疑問を抱かないワケがない。
政治の世界への関心をも失わせること甚だしい。
と思います。
ああ、若いって・・・
そんな憲法9条なんですが、
大人になっても、好きな人はホントに大好きらしくて、
世界遺産やらノーベル賞やらにって叫んでる人達が、
結構いるんですよねぇ。
本気なのか、単に商売なのか。
ああ、大人って・・・
ひところ、
『憲法九条を世界遺産に』(太田 光 , 中沢 新一 集英社新書)
という本がそれなりに売れたりしましたし、
あるいは、かなり古い話ですが、
エープリルフールのネタになったこともあるみたいで、
(47ニュース:「憲法9条が世界遺産?」 エープリルフールで号外→http://www.47news.jp/CN/200804/CN2008040101000568.html)
これは、もしかして、
自分たちがしていることのバカバカしさを自覚してるってことですか?
で、そんな空気に乗っかって、
踊ってるのか踊らされてるのか知りませんが、
こういうバカモノたち、じゃない、
ワカモノたちの姿を見ると、哀しくなったりもします。
(テレ朝news:「戦争したくない」国会前で若者たちが猛抗議→http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000053043.html)
「私たちの目指す平和」って何なの?どんなモノなの?
他にやりたいことや、やらなきゃいけないことって無いの?
勘違いして騒いでいるアンタたちも、
いっそ(負の)世界遺産に登録してもらえばいい。
ついでに、
〈安倍晋三政権が国会に提出した「国際平和支援法」と
10本の戦争関連法を改悪する「平和安全法制整備法案」に反対〉している
「安全保障関連法案に反対する学者の会」
(呼びかけ人リスト→http://anti-security-related-bill.jp/)
(賛同者リスト→http://anti-security-related-bill.jp/list.html)
なるものには、
“イグノーベル平和賞”を授けてやりたいところです。
(注:本当のイグノーベル賞を揶揄する意図はありません。むしろ素敵な賞だと考えています)
おまけ画像
・・・せっかくの、そのセンス、他に活かそうよ、と思います。
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