角灯と砂時計 

その手に持つのは、角灯(ランタン)か、砂時計か。
第9番アルカナ「隠者」の、その俗世を生きる知恵を、私にも。

#139 トランプ氏、実は、それなりに中身もある?

2016-05-11 06:31:57 | メディア論
〈トランプ自身はそこまで深く考えているとも思えませんし、そもそも大統領戦に勝つ可能性も少ないと思います〉
(ニューズウィーク日本版:トランプの「アジア外交」絡みの暴言は無視できない
 →http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2015/08/post-765_1.php

いやあ、
2015年08月27日の時点では、
確かにそうだったはずなんですけどねえ。

どうなんでしょう、

米国メディアの方でも、
初めから「泡沫候補」としてスルーしとけば、
それで終わってたような気もするんですけど、

トランプ氏の発言は、
いろんな意味でオモシロイのも確かで、
放っとけなかった(?)んですよね、きっと。

ごく一部でもコレですから。


(産経新聞5/8大阪6版)

はてさて、
単なる暴言なのか、計算された惹句なのか、

アレは危険だとか、
あんなのが大統領候補になるようじゃ世も末だみたいな、
大手既存メディアの、そういう報道が繰り返される度、
反動で勝ち残ってしまった感があります。

で、
こんなコラムがありました。


(産経新聞5/9大阪6版)

正直、
今になって、それを言うの? って感もあるんですが、

まあ、確かに、

トランプ氏も、大統領候補として、
民主党の候補とやりあう段になれば、
言うことも変わるんでしょうし、

それこそ大統領にでもなれば、自ら、
「候補の時と、実際に大統領になってからと、同じでいられるわけないだろう」
くらいのことは、平気で言いそうですしね。

実際「選挙活動も私も進化する」とかで、
ここのところ、色々な意味で、
普通の(!)大統領候補に変貌しようとしているって話です。

それでも、米国マスメディアは、
(ひょっとして日本の保守派も?)
反トランプ現象を取り上げることで、
何とかトランプ大統領を阻止しようとしているようですが、


(産経新聞5/10大阪6版)

う〜ん・・・
これまでの経過を見る限り、
逆効果なんじゃないかと思いますね。

ご本人の資質も背景も全く異なるわけですが、
メディアの姿勢と民衆の反応という点では、

第二次安倍内閣発足に至るまでの流れと、
似てなくもないような、そんな気もするんですが、
いかがでしょう?



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