(産経新聞7/5大阪6版)
〈誰がなぜ惨劇の犠牲になったのかという経緯はおろか、本当に日本人が殺されたのかということさえ検証できない〉
いや、実にもっともらしい。
けれど、
人種も、国籍も、そしておそらくは信仰さえも関係ない、
ただ其処にいるというだけで標的となった犠牲者の人となりを知ったところで、
「惨劇の理由」なんて判るはずがない。
こういう、
いかにも「報道に携わる人間」側の理屈は、
正直、不愉快です。
ぶっちゃけ、
自分たちの手間を省きたいだけなんじゃないですか?
「なのに」「にもかかわらず」「巻き込まれた」式の、
美談だか、悲話だか、
少なくとも私は、興味ありません。
〈それでもテロに巻き込まれたのはなぜなのか〉
それが「テロ」だから、です。
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