こんにちは!
川崎市幸区の和菓子屋、吉田屋3代目 陽介です。
9月17日(月)は敬老の日ですね。
敬老の日に合わせ、紅白饅頭やお赤飯のご注文を
いただいております。
日本のお祝い事に定番の2品ですが、今回は改めて赤飯についてご紹介します。
まず、赤飯に使われる豆「ささげ」について。

これを一度茹でて、さらにもち米と合わせて蒸かして使います。
水を含むと、約2倍の大きさに膨らみます。
地域によっては、小豆を使うところもありますが、ささげは
小豆に比べて膨らんだ際に、皮が破れにくく(=腹が切れにくいという意味から)
江戸の武士の間で、好んで使われたのが始まりだそうです。
小豆とささげは似ています。

左がささげで、右が小豆。
ささげの方が少し大きいですね。
また、小豆がぽんとした俵型なのに対して、ささげは真ん中(へそ)の
部分が少しくぼんでいるのが特徴。(品種によって違うかもしれません)
次に、赤飯の赤を作り出す「赤水」について。
赤飯はその名の通り、もち米を赤く色づけします。
その際に使うのが、「赤水」と呼ばれるものなのですが
これは、ささげを煮た水のこと。
ささげを煮ると、皮に含まれる色素が溶け出し、水が色付きます。
しかし、最初の色はどす黒い、緑の黒の中間のような色なんです。
これを、火から下ろし、ひしゃくですくって戻し、すくって戻しを
繰り返して、水を空気に触れさせます。
これをずーっと繰り返していくと、だんだんと赤色に変化していくのです。
色素の成分が空気に触れることによって酸化し、赤が出てくるという
仕組みだそうですが、これを最初に発見した人ってすごいですよねー。
今のように、色々な色素が簡単に手に入る時代ではなく、菓子にしても
なんにしても、色を付けることに、様々な工夫を凝らしていたのでしょうね。
以上のようにして、毎日お赤飯を作っています。
お祝い事にはもちろん、ふだんのご飯としてもどうぞ!
※電子レンジであたためて、上にバターを乗せて食べても美味!
※17日(月・祝)は営業いたします。
御菓子司 吉田屋
川崎市幸区小向町2-1
TEL:044-511-3859
FAX:044-511-3226
営業時間:6時~18時
定休日:月曜日(第3火曜日)
※祝日・祭日の場合は営業いたします
川崎市幸区の和菓子屋、吉田屋3代目 陽介です。
9月17日(月)は敬老の日ですね。
敬老の日に合わせ、紅白饅頭やお赤飯のご注文を
いただいております。
日本のお祝い事に定番の2品ですが、今回は改めて赤飯についてご紹介します。
まず、赤飯に使われる豆「ささげ」について。

これを一度茹でて、さらにもち米と合わせて蒸かして使います。
水を含むと、約2倍の大きさに膨らみます。
地域によっては、小豆を使うところもありますが、ささげは
小豆に比べて膨らんだ際に、皮が破れにくく(=腹が切れにくいという意味から)
江戸の武士の間で、好んで使われたのが始まりだそうです。
小豆とささげは似ています。

左がささげで、右が小豆。
ささげの方が少し大きいですね。
また、小豆がぽんとした俵型なのに対して、ささげは真ん中(へそ)の
部分が少しくぼんでいるのが特徴。(品種によって違うかもしれません)
次に、赤飯の赤を作り出す「赤水」について。
赤飯はその名の通り、もち米を赤く色づけします。
その際に使うのが、「赤水」と呼ばれるものなのですが
これは、ささげを煮た水のこと。
ささげを煮ると、皮に含まれる色素が溶け出し、水が色付きます。
しかし、最初の色はどす黒い、緑の黒の中間のような色なんです。
これを、火から下ろし、ひしゃくですくって戻し、すくって戻しを
繰り返して、水を空気に触れさせます。
これをずーっと繰り返していくと、だんだんと赤色に変化していくのです。
色素の成分が空気に触れることによって酸化し、赤が出てくるという
仕組みだそうですが、これを最初に発見した人ってすごいですよねー。
今のように、色々な色素が簡単に手に入る時代ではなく、菓子にしても
なんにしても、色を付けることに、様々な工夫を凝らしていたのでしょうね。
以上のようにして、毎日お赤飯を作っています。
お祝い事にはもちろん、ふだんのご飯としてもどうぞ!
※電子レンジであたためて、上にバターを乗せて食べても美味!
※17日(月・祝)は営業いたします。
御菓子司 吉田屋
川崎市幸区小向町2-1
TEL:044-511-3859
FAX:044-511-3226
営業時間:6時~18時
定休日:月曜日(第3火曜日)
※祝日・祭日の場合は営業いたします