愛別離苦

妻は京美人だった　何時だったかは覚えていないが、お兄さんが、容子は子供の頃、美少女と言われていたと・・
何時もは化粧しなかったが、結婚式の時メークをして出て来た時、吃驚した
本当に綺麗、綺麗やね～と言うとアホカと言われた事を覚えている　其れに比べ私はイモ？・・・
二十歳の時から知り合い六十八の時に・・・四十八年間　長い様で振り返るとあっという間だったな～
亡くなるなんて考えもしなかった　
私は楽しく幸せな人生を送らせてもらった　これからの人生は大変な事だろう　でも仕方がない
愛別離苦　妻との別れは寂しく・悲しいだけでなく苦しいと言う事も本当に解った

優しい二人の娘達も、寂しさ・悲しさを堪えて頑張っている　きっと影では泣いているだろうに・・・
なんか弱気な事ばかり書いてしまう　　気の持ちようだろうが・・・　頭が痛い（弱虫だ～）

それにしても此処の所、店が忙しい　妻が送り込んでいるのか・　しっかりしなさいと　

でも寂しいよ

今日も朝から涙が出て店が始まる前まで泣いていた
隣の奥さんが来られた時は、目が赤い　この人まだ泣いているのかと思われた事だろう
だが、店が始まるとお客さんが多く泣いている場合ではない　
11時から2時過ぎまで忙しかった　最後に何時ものお客さんだったので又打った
草臥れた　泣く代わりに腰が痛い　もう歳を感じる　だが頑張るぞ
体重が落ちているので無理して食べていたら元に戻っている　現金なもんだ

ぼんやりしている事が多い　こんな生活を続ければ痴呆症になるのではと心配する
もう少し生きてやる事がある　
でも本当に蕎麦屋に感謝だ　嫁が居ない今、話す相手が居ない　口が回らなくなる事もある
お客さんと話す機会がある　有り難い

気合を入れて進まなければ・・・でもまだ無理　もう少し時間との勝負　でも寂しいよ