猫と雪あかり

日々のできごと・思うことを綴ります♪

『海は見ていた』

2007-05-28 | ドラマ・映画

北海道新聞 5月26日の夕刊に「熊井啓監督を悼む」という、原一男監督の記事が載っていました。

熊井啓監督といえば、『海は見ていた』と『海と毒薬』を思い出します。

海は見ていた - goo 映画

吉岡秀隆さんは『海は見ていた』で若侍「房之介」を演じています。
3本目の時代劇でしょうか。
所作が美しいですね。

原作は、山本周五郎「なんの花か薫る」「つゆのひぬま」の2作。
房之介が出てくるのは「なんの~」のほうです。

房之介の描かれ方は、原作より映画のほうが好きでした。

キネマ旬報2002年6月上旬号 No.1357に特集がくまれており、吉岡さんのインタビューと写真もあります。
最後の、『~黒澤和子さんが、ここでの演技を「良かったよ」と言ってくださったんです。それだけで、僕はうれしいですね』という言葉が、印象的でした。
角館の『隠し剣 鬼の爪』のロケの時、お話していた吉岡さんと黒澤和子さんを思い出します。

「なんの花か薫る」は、新潮文庫『大炊介始末』のなかにおさめられています。
単行本『雨あがる 山本周五郎短篇傑作選』には、「雨あがる」「なんの花か薫る」「つゆのひぬま」「日々平安」がはいっています

6月2日(土)午後1時33分から3時33分まで、NHK BS2で『海は見ていた』が放送予定だそうです。(直前の午後1時30分から33分まで「熊井啓監督をしのんで」という番組も放送予定)(情報提供 お友達)

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8 コメント

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熊井監督の眼が… (はし)
2007-05-28 23:58:26
かざはなさん、こんばんは

『海は~』について、かざはなさん、熱いです!
私も言いたい事が一杯あって…困ります。
お侍の所作がきれいでしたね♪
原作を読むのを忘れておりました。早速読みます。

昼間でNHKで、大丈夫かしらと思いましたが映倫の年齢制限はなかったんですね。杞憂でした。

ドキュメンタリーの原監督は社会派・熊井監督にどんな追悼の言葉をたむけられたのでしょうか。
日経新聞25日朝刊には評論家の白井佳夫さんが、「澄んでよく光る眼を鋭く見開いてひたむきに撮っていった」と。吉岡さんも「監督の眼がギラギラして…気が抜けなくなりました」と。

シナリオは黒澤監督が'93年に書き上げた時、若侍役に吉岡さんを考えてたそうで、お新ちゃん役に年上の女優さんを想定して「姉さんのように慕って…」とありましたよ。
熊井監督は敬愛する黒澤監督のシナリオを最大限尊重なさって仕上げていらっしゃいます。

番茶を「おでばな」と言い、素敵・粋だなと思いました。

この作品の石橋蓮司さんも素敵でした。石橋さんは劇団若草のご出身、吉岡さんの大先輩だったんですね。
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シナリオ♪ (かざはな)
2007-05-29 10:22:13
はしさん、こんにちは

熱いですか~
背筋の伸びた正座の姿や、こぼれた「おでばな」をふくシーン、素敵でした♪

原作本は、文庫よりも単行本のほうがお得な感じがしますね。
シナリオ、『海は見ていた 巨匠が遺した絵コンテ~』は図書館から借りて読みました
「月刊シナリオ」のほうは未読ですが、近いうちに読んでみたいと思っています。

原一男監督は、一緒に仕事をした『海と毒薬』『千利休~』の撮影時のエピソードなど、書いています。
副題は「最後まで社会派だった」でした。

多摩川の5本松土堤、歩いてみたいです。
ブログの写真、葦原の写真がなかったので「すすき」原です 

映画のパンフレットの紹介文、『「北の国から」の純くん役で~』と、「純役で~」ではなく「くん」がついているのが面白いなあと思いました。

石橋蓮司さん、そうだったんですか~。知りませんでした。『四日間の奇蹟』でも共演されていましたね。

『海は~』、週末の放送が楽しみです
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かざはなさん、こんにちは (にこ)
2007-05-29 13:36:54
またまたお邪魔させてもらいました。

『海は見ていた』がBS2で!とあり、今からとても楽しみです。
はずかしながら、見たい、見たいと思いつつ…まだ実際に見た事が無かったもので…。

この情報のお陰で、今週も頑張れそうです

ありがとうございます!

いつも素敵な写真ですね。パソコンの画面を通して、北海道の空気が伝わって来る気がします。

今日も暑くて、汗をかきかき過ごしています
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よかったですね♪ (かざはな)
2007-05-29 16:15:07
にこさん、こんにちは

『海は見ていた』のBS2での放送、よかったですね
房之介さん、若くてかわいらしいお侍さんです。

初めて見る吉岡さんの作品は、ほんとうにどきどきとしてうれしいですよね

写真、ほめていただいてありがとうございます。
南にいらっしゃるにこさんにも、北海道の空気を感じていただけたら、望外の喜びでございます


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原作読みました! (はし)
2007-06-01 19:18:00
かざはなさん、こんばんは♪

またまたまた富良野へいらっしゃったんですか~
晴れてよかったですね。

『海は~』の前半の原作「なんの~」を読みました。
なんだか生々しい、罪つくりな房之介さん(22歳)でしたね。
黒澤脚本のほうが品良く仕上げられている印象でした。
映画で、卯の花の大写し時に流れた音楽が哀しかったですね。

熊井監督の北海道新聞記事の詳細をありがとうございました。

熊井監督の『海と毒薬』、『千利休 本覚坊遺文』とも、まさに社会派って感じでした。『海は~』も含めて3作ともに奥田瑛二さんがご出演でしたね。
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こんばんは! (かざはな)
2007-06-01 21:57:40
はしさん、こんばんは♪

もう原作を読まれたのですね。映画の房乃介ならば吉岡さんのおっしゃることもわかりますが、原作のほうは、ほんと、罪つくりでした。
そういえば房乃介の名字が原作と映画では違っていたような記憶が…。曖昧です。

「海~」は本は読みましたが映画は見ていません。「千利休~」は見たいなあと思っています。

富良野、いい天気でした。たんぽぽがきれいでした。
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本日、2度目です。 (はし)
2007-06-01 23:58:55
そうです。
映画は井原房之介
原作は江口房之介 でした。

「海と毒薬」の遠藤周作さんはクリスチャンでしたよね。ユーモアたっぷりの人と思ってたところ、このシリアスな本を読み、おや!とカルチャーショックでした。

『千利休~』は近くのレンタルショップになく、CSでやっと見ることができました。草月流の家元・勅使河原監督の『千利休』はあるんですけどね。
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こんばんは。 (かざはな)
2007-06-02 21:54:45
はしさん、こんばんは♪

房乃介さんの名字、そうでした、そうでした。ありがとうございます。

遠藤周作氏はカトリックのクリスチャンですね。小説は、エッセイとはまったく違いますね。
エッセイも小説も、一時、ずいぶん読みました。

千利休、頑張ってレンタルでさがしてみます♪

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