区民アンケートの集約の結果、区政に望むことの第一位は「防災対策」でした。区議団では、ぬかが和子を責任者に伊藤・はたの議員と3人で「災害対策プロジェクト」を結成し、区の防災対策への提言・提案をまとめていくことになりました。
早速8月21日に、今年新たに開設した「練馬区防災学習センター」を調査しました。区民が体験できる防災センターは消防署併設の防災館が有名ですが、練馬区防災学習センターは、もっと身近に区の防災対策や震災の教訓を学べ、明日からでも区民が生かすことのできる施設です。
行ってみると、そこは統廃合した学校の建物をそのまま有効活用した体験施設でした。
単に展示や体験施設というだけでなく、防災カレッジも開かれ、区民の防災活動の拠点として自主的団体が生き生きと活動できるようになっていました。
家具転倒防止の工夫やガラス飛散防止の展示
何と!ペットボトルで「液状化」がわかる体験コーナー
避難所の備蓄物資一覧。
どこでも備蓄はしていますが、この「見える化」が大事ですよね
水の問題も大切な問題。
区内の民間の井戸と協定を結んで、地域の人がわかるように掲示されています。
足立でも協定は結んでいますが、実際にはどこにあるのか、どう使えるのかわかりません。
プールの水も飲料水に。濾過機の展示
過去の大震災は、それぞれ違う側面の教訓をもっています。その教訓が一目瞭然に。
23区では他に北区が設置していますが、足立区のため込んだ基金は両区よりもはるかに多い1056億円(25年度末)あります。近藤区長は「災害時の死者ゼロをめざす」と豪語していますが、対策ははるかに遅れていることを実感。
足立区では来年度に庁舎内の防災センターを税金をかけて改修するといいます。私は早速「改修と併せて区民が体験・学べる施設を」と委員会で求め、区議団としても継続して取り組んでいきます。