気儘に書きたい

受験勉強よりもイラストを書くのが好きだった高校生の頃---、無心に絵を描く喜びをもう一度味わえたらいいのだが。

首里城

2007-09-28 01:50:21 | イラスト
 結婚してから毎年、盆前に妻を実家に帰らせ、盆休に私が車で迎えに行っていた。子供が生まれ家族が増えるにつれ、里帰りも大変になった。次男が生まれた年に初めてUターンの途中でキャンプをした。キャンプ道具は、私が大学のときに使っていた三角テントと飯盒と鍋のみ。夕飯は義母が持たせてくれたお米と缶入りカレー。ドーム型やハウス型のりっぱなテントがひしめく中で、小さな三角テントに親子5人が出入りする様は人目をひいた。
 たまたま山陽放送のテレビの取材が来ていて、うちの子供たちがインタビューを受けた。
 「何をつくってるの?」「カレー!」
 テレビカメラが鍋の中で熱くなっているカレー缶をズームアップした。
 このシーンをテレビで見た人は、ひどい手抜きキャンプだと思ったことだろう。
 これ以後、毎年、お盆のキャンプが定番になり、キャンプ装備も増えていった。
 寝袋で寝るにはまだ寒い、5月の連休もキャンプに出かけた。
 アウトドアを私が一番楽しみにしていたようで、家族全員のキャンプは長男が中学生の頃が限界だった。家族旅行は簡保のホテルや国民宿舎を利用するようになった。 そのうち長男も長女も部活やらで、家族旅行も儘ならなくなった。
 1995年の春に思い切って沖縄に行って以来、家族が揃う旅は、法事や結婚式の時しかなくなった。
コメント (4)
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