小学6年の時、親に内緒でE君と小倉の二番館で「007ドクターノオ」と「007危機一発(危機一髪ではない)」の2本立て映画を観た。それまでも、子供同士で映画をよく観にいっていたが、怪獣映画や戦争映画、スリラー映画、クレージーキャッツの映画など、お色気とは無縁のものばかりだった。それ以前に文部省推薦映画の「世界残酷物語」を家族で観た時、別の映画の宣伝予告で女性の裸がちらと出たのが、よほど印象に残ったようで、家に帰ってから、弟とその話をして、母に叱られたことがあった。大人の映画は我が家ではタブーだった。E君はちょっとませていて、「007ゴールドフィンガー」を一人で観て、007の面白さを知り、私を誘ってくれたのだった。007の映画を初めて観た私は、これに熱をあげた。ショーン・コネリーの大人の魅力と、諜報員のかっこよさに憧れ、BB弾のワルサーPPKを買ったり、消しゴムに暗号文を仕込んだりして、すっかりジェームズ・ボンド気分でいた。中学生になると、今井製作所から007シリーズのプラモデルが発売されるほど007が一大ブームとなった。念願の「ゴールドフィンガー」も父と一緒にみた。「二度死ぬ」の封切の時は日本ロケで話題になり、親戚揃って鑑賞した。こうなると007の映画に、最初の頃ほど熱くならなくなった。
「ゴールドフィンガー」「サンダーボール作戦」「カジノロワイヤル」で使われたアストンマーチンDB5は私の一番好きな車だ。
「ゴールドフィンガー」「サンダーボール作戦」「カジノロワイヤル」で使われたアストンマーチンDB5は私の一番好きな車だ。
絵もそうやけど、父さんの昔話は、
実は聞いたこと無いな~とか思って、
楽しみに読んでます
この日記読んで
浦沢直樹の20世紀少年は、
絶対楽しんで読めそう。って思った。
まだ読んでなかったら是非読んでみて