風の声

想いつくまま

あり得ないことが現実に

2016年05月04日 | 日記
まさかが本当になったアメリカの大統領の予備選挙。
共和党のインディアナ州の予備選挙でトランプ氏が圧勝した。
これを受け破れた2位のクルーズ氏が撤退を表明。
トランプ氏が共和党の候補者になることが確実になった。

去年の予備選挙が始まった時、過激な発言を繰り返すトランプ氏のことをマスコミは揃って泡沫候補だと扱い
「トランプが候補者になることなどあり得ない」と報じていた。
だが、そのあり得ないことが現実になろうとしている。

「メキシコとの国境に壁を作りメキシコに支払わせる」
「国籍のないイスラム教徒は入国させない」
こんな過激な発言をするたびに、マスコミの予想に反して支持率を伸ばしてきたトランプ氏だ。

マスコミのよみが大きくはずれた理由が明らかになっている。
世論調査によると、共和党の支持者の7割以上が「メキシコとの国境に壁を作る」や
「国籍のないイスラム教徒はアメリカからしめだす」の発言を支持していることが分かってきた。
だからトランプ氏が共和党の予備選挙に勝てたわけだ。
病めるアメリカの病巣の根は深いということか。

政治や政治家は理想の実現をめざしてこそ、その存在意義がある。
感情を抑え良識と理性で政治を担わない限り理想の世界は築けない。
理想を見失った時、政治が暴走してきたことは歴史が物語っている。

良いか悪いかは別にして、アメリカの大統領は世界のリーダーでもある。
その世界のリーダー候補に感情のままの発言を繰り返すトランプ氏がなる。

海の向こうの珍事だといって、笑っていられない。














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