一寸先は闇なのが政治の世界。
そういえばドラマチックだが、一寸先は茶番劇のような話になってきた。
早々と自民総裁選に名乗りを上げていた下村何某だったが、菅総理に呼び出され「出るのなら政調会長を辞めてくれ」と脅されると、吐いた唾を飲むように「出馬しない」と言い出した。
とんだ、お笑い劇場で、腑抜けな姿をさらしてしまった。
他に名乗りを上げている女性議員は、20名の推薦人集めが叶わないようだ。
そうすると、菅総理と岸田の一騎打ちかと思いきや、どうもそのあたりも雲行きがあやしくなっている。
先ずは、国民から不人気なツートップの「菅と二階」の、一方の看板替えがにわかに進行し、二階幹事長の降板が一気に加速した。二階本人も了承したようで、ポスト二階の人選へと急展開している。
さらに、思いもしない奇策まで飛び交っている。それは、「岸田に幹事長をやらせて無投票にすれば」という、とんでもない茶番劇がマジでうごめいているようだ。
「菅では戦えない」と若手や中堅が野合すると、一寸先は闇の世界。何が起きるか分からない。そう情勢をよんだ菅総理が慌てて裏工作を駆使しだしたというわけか。
そんな見え透いたアホな政治があるわけないと笑ってしまうが、裏工作と闇人事は菅総理の得意技。なりふり構わず裏技をやるのが菅流の政治だ。菅総理が安倍に頼んで、岸田に「幹事長やるなら次は総理だ」と餌をぶらさげてもらえばどうにでもなる。
まっ、そこまで政治が恥知らずとは思いたくないが、一寸先は闇なだけに、なにをやらかすかわからない。
そんな、とんでもない茶番劇も、密室で進行中のようだ。