なんとも言えない、そんな気分。
明後日、発売の「ah―面白かった」が吉田拓郎の最後のアルバムになる。52年の音楽活動に幕を引くというネット情報が流れたのは先週のこと。拓郎好きの友人からもLINEが入っていた。
ラジオから流れた曲に夢中になった。長髪でバイクを転がしていた頃のことが浮かんでくる。裏切りと失恋のなかで「人間なんて」や「イメージの詩」は胸に突き刺さった。
「今日までそして明日から」「人生を語らず」、なんでこんな詩が20代で書けたのだろうとつくづく想える拓郎の作品。いい曲ばかりだ。伝説となった5万人の”つま恋コンサート”はその後の日本の音楽シーンを変えた。語ればきりがない。
なんとも言えない気分のまま、アルバム発売を待つ。