風の声

想いつくまま

なんとも言えない

2022年06月27日 | 日記

なんとも言えない、そんな気分。

明後日、発売の「ah―面白かった」が吉田拓郎の最後のアルバムになる。52年の音楽活動に幕を引くというネット情報が流れたのは先週のこと。拓郎好きの友人からもLINEが入っていた。

ラジオから流れた曲に夢中になった。長髪でバイクを転がしていた頃のことが浮かんでくる。裏切りと失恋のなかで「人間なんて」や「イメージの詩」は胸に突き刺さった。

「今日までそして明日から」「人生を語らず」、なんでこんな詩が20代で書けたのだろうとつくづく想える拓郎の作品。いい曲ばかりだ。伝説となった5万人の”つま恋コンサート”はその後の日本の音楽シーンを変えた。語ればきりがない。

なんとも言えない気分のまま、アルバム発売を待つ。






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燕の大合唱

2022年06月25日 | 日記

ちょうど夜明けのタイミングで目が覚めた。

夜明けを待っていたかのように電線にとまった燕の群れの大合唱。結構な鳴き声でにぎやかだ。

遠く南からやってきた。ここまでの長旅を迷わずにやってくる。地球の磁場でもキャッチするようなナビをもっているのだろう。朝の会議はもめているのかまだまだピーチクの大合唱が続く。

それにしても季節が早い。生きてきた時間に比例して一段と早くなる。もう夏至がすぎた。昼の時間がだんだん短くなっていく。

今日も蒸し暑くなりそうだ。







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報道が仕えるべきは

2022年06月22日 | 日記

参議院選挙がスタートした。

それにしても小政党の乱立がひどく目立つ。人気コンテストごっこのようになりがちな参院選とはいえあきれる乱立ぶりだ。

それに、「物価高」が争点だと演出するマスコミにもあきれてしまう。プーチンの戦争に便乗して、軍事費倍増を狙う勢力には「物価」はもってこいの隠れ蓑で好都合といったところ。

この選挙のキーポイントは、改憲勢力が3分の2を占めることや軍事費など、きな臭さを増すこの国の姿をどう選ぶかにある。政治の争点をはぐらかし権力に仕えるかのような報道ぶりは恥ずかしい。

安倍菅政権9年間でねじ曲げられた日本のジャーナリズム。報道の役割は権力を監視することなのに委縮したまま息を吹き返す気配はない。

実話を映画化したスピルバーグ 監督の「ペンタゴン・ペーパーズ」。ベトナム戦争の真実を隠す権力のウソを暴く報道をえがく。権力と報道の争いは法廷に持ち込まれメディアが勝利する。

その判決文はいう。『建国の父たちは報道の自由に保護を与えた。民主主義における基本的な役割を果たすためだ。報道が仕えるべきは国民であって統治者ではない』と。

参院選のニュースを見ていてそのシーンが浮かんだ。そこまでのカッコよさなど日本のメディアに期待もしないけど、ちょっとは恥性をもとうよ。






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隷書の達人とLINE

2022年06月18日 | 日記

隷書を書かせたら日本中の書家で一番。

そう勝手に思っている。それほど惚れ惚れする「書」は、唯々、凄い。権威を嫌い、外連味のないあるがままの生き方が作品にあらわれる。

その書家の友人がLINEを始められたようでアップされてきた。石器時代からやっと現代にやってこられたのだろう、などと勝手にいじりながら「腰の調子はいかがですか?」と送信してみた。すると「だいぶよくなりました」とすぐに返信あり。へーぇ、ちゃんと意志をもってのLINEなんだ。

教育現場で現役のころは大勢をまとめるリーダーだった。「もっと偉そうにされればいいのに」とつい思ってしまうほど、相手が誰であれそのまんまで構えることはない。子どもたちの前でもそのまんま。そんな人だ。

さっそくグループLINEへ招待した。

「了解です」と返信はあったのだが、参加はいまだにない。








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いつものように意気投合

2022年06月17日 | 日記

ちょっと大きな商談に臨むのでサッパリしようと散髪。

店長との話題は政治のこと。理想を追求するのが政治なのだがそのプロセスこそ政治。ワクワクさせない改革はどことなくウソっぽい。それに何よりもおもしろくないと、あるマチのことをそんな風に語っていた。なるほどなるほど。

いつものように意気投合して愉快な会話だった。店はちょっと遠いいのだが、わざわざ出向くのはカット中の会話が楽しみだから。

散髪から帰ってきて、車にワークブーツをそのまま置いていたのに気づいた。キャンプ場の作業で泥んこにしたままだった。30分かかって洗い脱水して干し終えた。

「ボンジュール辻仁成パリごはん」を観ながら、ここのところハマっている梅酒の炭酸割を飲んでいる。アテはホタテのバター醤油ソテー、うまい。












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天日干しの米

2022年06月15日 | 日記

天日干しの米を貰う。

この米は去年、新米のお裾分けで貰いあまりの美味しさにうなったもの。その第2弾が届いた。人の舌は賢くて、一番美味しいものをすぐさま上書きして覚えてしまう。毎日とる米はとくに別格で旨味がストレートにわかる。

困るのは美味いの最上位が入力されてしまうと、それまで美味しいと感じていた米では物足りなくなること。

もう随分前のこと。金沢市であった全国規模の研究集会に参加したことがある。連泊で顔馴染みになったスナックで、地元一押しの料理店を教えてもらった。1階の魚屋さんが経営する2階の料理屋さん。そこで食べた海鮮料理は絶品。その海鮮を凌駕したのがツヤツヤでもっちりの「ササニシキ」だった。驚くほどの旨さは衝撃的だった。

それから、米にこだわるマイブームがしばらく続いたことがある。

刈り取った米がハデに掛けられ田んぼに並ぶのは秋の風物詩だった。効率化が進みハデ干しの風景は姿を消した。天日に干された米はこんなに旨味が深くなるのに皮肉なことだ。





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勝ってすべてが報われた

2022年06月13日 | 日記

勝てばそれですべてが報われる。

応援していた友人の選挙、当選だ。選管の速報を見ていてわかった。よかったよかった。勝利で支援してもらったことへの責任が果せた。応援していたすべての人も報われる。

志は高くとも選挙はど素人の何もかもが初めての新人。ちょっとのんびりした取り組みに、個人的には大丈夫かと時折り心配した。応援している仲間の面々の動きもゆっくりで余計に気をもんだのだが、それもこれも勝ってもらえればすべて笑い話になる。よかった。

支持者のおかげで、ステージには立てた。さあ、いよいよ本当の本番がスタートする。やるもやらないもキリがない舞台で、どう演じるかは本人次第。監督も脚本も演出も自分自身。もちろん主役も自分。

「ひたすら、マッスグ!」キャッチコピー通りを期待したい。







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使い分けと思考回路

2022年06月10日 | 日記

かつて、ブログでは親友、友人、知人といった具合に使い分けていた。それは、自分の勝手な物差しで付き合いの深さを表していたつもり。

だが、その使い分けはやめた。ブログのことを仲間に知らせたことがきっかけ。身勝手さを気づかれまいと姑息にもやめたというわけ。それからはみんな「友人」になった。

その友人の一人から掛かってきた電話。夕餉の準備をしながら、ちょっと長い話になった。話題は色々。長電話になったテーマは「プロデュースする」ということ。他者に対してのプロデュースもだけど自分をどうプロデュースするかについて。

最近の自分の傾向なのだが、言いたいことをスパッと表現できない。1から10までを説明するのに、1,4,7,10と話せばいいのに、1234,34567、5678,といった感じになる。

その原因はコロナワクチンの接種。初回の接種の後に頭がボーッとして肩の張りが半年以上も続いてからそんな感じになっている。

思考回路が寸断されて無駄な迂回路でもとっているのだろうか。感染のリスクを想っての接種だったのだから仕方ないとはいえ煩わしい日々が続く。

そんなことだから、電話のむこうの友人にこっちの思いがどれほどクリアーに伝わったかは謎。もっともそれでお互い困ることがないのが救い。





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一瞬にしてあの頃へ

2022年06月07日 | 日記

「だいじにとっといたけぇ」と手渡された資料。26年前のなつかしいモノたちだった。そういえば以前、電話で話したとき「会ったとき渡したいモノがある」と話されていた。

持っていないモノばかり。丁寧に保管してあったようで、ありがたい。

久しぶりの会合に集った仲間。そうそうたるメンバーだ。「このメンバーだと会合の後は決まって飲み会コースだった」と、いつも賑やかにやっていた当時のことを思いだし大笑い。

いつも本気で動き回り大いに議論した。その頃、実践集に取りまとめた教育論はいまだに色あせない。やっと世間のそれが追い付いてきた。小さなまちのちっちゃな実践にすぎないのだが、視界は良好だった。その熱量たるやみんな大したものだったなぁと感服する。

肝心の会合の本題なのだが、すっきりした結論には至らなかった。笑
まっ、それも今の時代状況のなせるところ。それはそれで正解なのだろう。

不思議なのは随分会ってなかったのに、会った一瞬にして、あの頃にすっと戻れてしまうこと。そんな不思議な感覚を嬉しく思った。














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友人の「便り」

2022年06月02日 | 日記

友人からいつもの「便り」が届いた。

独特の言い回しに、読んでいて喋る姿が浮かぶ。自らの内なる弱さをあからさまにさらりと書いてしまう。「あるがまま」の日々の情景がうかがえる。

ほっとさせてくれるいつも通りの「便り」だ。

「若い時から何事につけ、不十分さを若さのせいにして納得させていましたが、年相応の成長がありません。重ねるとそれなりにシャンとするのかと思っていましたが、なかなかそうはいきません」

念仏に生きることを愉しむ友人。自然法爾や他力本願を多くの人は誤解しているが、友人のそれは本来の姿を説くもの。くだけた言葉で愚かさもいたらなさも実にみごとにさらす。友人をしてそうなのかと想う。ほっとさせられるのはそのせいなのか。

「悩み、迷う心は生きている限りは慣れないことを知らされます。道づれしかありません」と、自身の今の姿を括ってあった。

いつもは妙好人の句が紹介されてた最後のページ。
今号は京都佛光寺の八行標語だった。

”ほんとうの
 幸せは
 意外な
 ところにある
 ほら
 ここにも
 そこにも
 あそこにも”







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