おめでとう!イチロー!
マーリンズのイチローが2安打を放し、ついに、ピートローズの最多安打記録を更新した。
ピートローズの4,256安打を抜き去り、日米通算で4,257安打の世界記録を達成した。
とにかく、すごい!
本当に素晴らしい!
記録更新を知る球場のファンは、打つ前から立ち上がり観戦。
4,257になるツーベースヒットの瞬間は、スタンディングオベーションで祝福。
イチローもヘルメットを高く上げるいつもの仕草で応えていた。
日本野球を下にみる米国メジャーの評価は、
日本との通算記録だからとピートローズを超えたとは言えないといったものらしい。
だが、イチローが米国に移籍した年の打率は、日本での打率を軽く上回っていたという事実がある。
それに年間試合数の少ない日本の方が安打記録には不利だ。
さらに驚くのは、ピートローズが年間平均177本の安打だったのに対して、
イチローはメジャーでの年間平均は196本と圧倒していることだ。
イチローの打ち立てた通算記録がどんなに凄いことかが分かる。
42歳のイチロー、衰えはまったく感じさせない。
かつて、引退するとしたらいつかと問ったインタビュアーに、
「お腹が出たら辞める」
と、笑顔で応えたイチローだった。
イチロー美学としたら本気の答えに思えた。
ルーティーンを大切にし、入念なストレッチで、試合に臨むイチロー。
徹底したこだわりと見せるプロとしてのプライドが垣間見える。
今日の記録に至るまでには数々のスランプや苦難があった。
それでもイチロー流を貫き、記録に挑み続けてきたイチローだった。
ピートローズに並んだ安打は、俊足で走り抜けるイチローらしい内野安打。
駆け抜ける姿は昔と変わらない、世界中のどの選手よりもかっこいい。
こんなに誇らしく思えることが嬉しい。
記録更新を通過点に、まだまだ、こだわり続けて欲しい。
本当に、おめでとう!