今日、2016年5月27日、オバマ大統領がヒロシマにやってくる。
原爆を投下した国の大統領が、初めて被爆地ヒロシマを訪れる。
被爆地ヒロシマにとってひとつの戦後が終わることになる。
ヒロシマとナガサキへの原爆投下は正しかったとするアメリカ国内の世論。
そんな世論を背負いながらも自身の決断でヒロシマにやってくるオバマ大統領だ。
被曝二世の一人として、その決断に敬意を表したい。
謝罪云々ということよりも、アメリカ大統領としてヒロシマに来て、
犠牲者を追悼し平和と核廃絶のメッセージを発することに歴史的意義がある。
そして、現職大統領のヒロシマ訪問というタブーを乗り越えたことは、
これからの核廃絶への景色を大きく変えることになりその意義は大きい。
あと、数時間後にヒロシマの地に立つオバマ大統領。
何を感じ、何を想うのだろうか。
大統領任期は一年を切っているオバマ大統領だが、まだ54歳と若い。
これからも政治的に世界的な影響力を持ち続けるだろう。
大統領退任後のライフワークを決定づける今日のヒロシマになることを願う。