11月22・23日に本県内の川場村で行われた「全国米・食味分析鑑定コンクール」で、雪ほたかの生産者3名が最高賞の金賞を獲得しました。これで雪ほたか米は5年連続で金賞受賞、延べ8人の生産者が受賞して全国初の快挙です。その他の受賞米は画像をご覧下さい。雪ほたかの他に長野県産米、山形県産米が複数選ばれており、上記載のお米がトップ15ということになります。
前にも記しましたが、雪ほたかは最初の頃「群馬コシヒカリ」という扱いで価格が安い評価でした。しかし、一部の関係者が「価格が高くても皆が納得してくれる食味や米づくり」の方針を貫き今に至ります。
今年度金賞受賞者の高井勝久さん、桑原孝一さん、久保田充さんは当店に入荷してくる雪ほたか玄米の茶袋に記載してある名前に見覚えがあるので、今までに何度も精米・販売しています。愛着がある生産者の金賞受賞、本当におめでとうございます。これからも雪ほたか米の躍進を期待していますし、当店は拡販に積極的に協力していくつもりでいます。
話は変わりまして、福島大波地区の近隣の伊達市でも放射性物質規制値を超えた米がみつかり、出荷停止となってしましまいました。福島県は稲作稲作農家1戸1袋を調べる全戸調査の範囲を拡大し、再検査していきます。
恐らく高い数値のものはまだ出てくるでしょうが、これが現実ときちんと受け止め、9月と10月の予備調査と本調査では他県に比べてかなり多く検査をしたのですが、国の検査体制が甘かったということになり、これもある意味人災なのではないでしょうか。
高いセシウムが検出されてしまったこれらの地区のコメは、本来とても食味が良く自信がもてるものなのに、販売再開のめどが立たず農家は困惑しています。大ざっぱな地域の2か所検査では不安で不満だったという意見も多く、福島県には汚染マップを参照にして、来年度以降のコメの作付け制限を一連の調査結果をみて方向性を決めるべきですし、今後福島全土に消費者不安が広がぬように正確な情報を発信してもらいたいです。
福島県産米は10月の安全宣言後、業務用米を中心に多量使用されています。それはなぜか、価格が安くて食味が良いからです。特に福島県西部の会津地区は被災地からやや離れているので販売状況は良いそうです。仕入業者に情報収集すると、今回問題となっている大波地区や伊達地区のコメは、他地域よりやや放射線量が高めなので産地から案内もなく仕入れていない→報道の通り流通していないことになります。
当店は今後も福島県会津地区はもちろん、県南部の栃木・茨城に近い安全で良質な福島米は通常通り原料の一部として使っていきます。福島県には頑張ってほしいので、コメの消費に協力する形で応援していきたいです。負けないで、フクシマ!
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