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22年産米・食味ランク

2011年02月20日 | 仕事の記録

米穀業界では相変わらず新潟コシ・福島コシの値上げが続いています。いよいよ大手米穀業者も新潟コシの販売価格の値上げを要求するようで、大手量販店も新潟コシの特売をしばらく休むなど動きがあります。産地・品種によっては品質にバラツキがあるものが増えてきて、今まで以上に慎重に原料の見極めをしています。

さて、先日(財)日本穀物検定協会から22年産米・食味ランクが発表されました。群馬北毛コシ、埼玉県東・彩のかがやきなどいくつかの産地が猛暑の影響で作況・作柄が悪く分析を辞退したことなどから、全部で117産地・品種が対象となりました。

最上位の特Aランクに評価されたのは画像の20産地・品種です(小さくて分かりにくくスミマセン)この中で5種類(北海道全県ななつぼし、栃木県北なすひかり、奈良県北ヒノヒカリ、熊本城北森のくまさん、大分豊肥ヒノヒカリ)が21年産のAランクからランクアップ、新たに①山形全県つや姫、②佐賀全県さがびより、が特Aにランクイン。③北海道全県ゆめぴりかも参考品種として特Aと同等の評価を受けました。①②③は当店でも人気のある銘柄で良食味のため納得の評価です。

また、いろいろと分析した結果、22年産米は21年産米より粘りが少し強い傾向にあるようで、夏の高温障害が影響で白未熟粒が多く、軟らかいという評価が多いようです。21年産では特Aで、22年産はAにランクを下げた6産地・品種は、この軟らかさが総合的な評価に影響したようです。

最後にGOPAN(ゴパン)のお米食パン情報として、最近ショートニング(無塩バター)の量を通常より少しだけ増やすと、しっとり感が増した食味になり、家族からの評価も上々です。それと、焼き色を調整で今まではよく焼くため「濃」に設定してましたが、2~3回前から「標準」に戻して焼いたところ、1~2日経ってもパンが前より硬くなりにくく(特に周りのパンのみみの部分が)なっています。引き続きいろいろと挑戦していきますので、皆さんどうぞよろしくお願い致します。


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