「今年とれる6年産のお米はかなり価格が上がります」
今までも傾向として出始めていたのですが、最近2~3か月でお米を取り巻く環境が大きく変わりました。
昨年穫れた5年産米は猛暑による収量減少、外国人観光客などによる需要増、輸出・パックごはん・おにぎり専門店などの外食増加、高齢化等による米農家の減少など、様々な事情が重なり流通量が激減、全国各地で販売できる5年産米の残りは僅かです。
6年産の新米価格はスタートから高く出始めています、出来る限りの努力はしていきますが、しばらくの間、今より高い価格に慣れていただくしか方法がないのです。
9月から10月は新米が収穫され、お米不足は少しずつ解消されていきますが、6年産米の生産者への価格は昨年より3~4割上がり、その分は小売り価格に転嫁されます。運送費や包装、その他の経費増も含め、およそ10kgにつき1000円以上の値上げと思われます。
流通米価については、昨今で一番高かった1993年に60kg 24000円でした。その後下がり続けて半額となっており、これでは農家の方も続けていけません。やめてしまう農家が多いのも米価の下げによるものです。お米が足らなくなってもすぐには作れず、作っても赤字では次の担い手はいません。
将来の日本の自給率と、美味しい国産のお米を守るためにも、是非ご理解いただきたくよろしくお願い致します。
参考までに、10kg1000円の値上げは、1kg100円の値上げ、100グラム10円の値上げ、お茶碗多めに一杯10円の値上げにご理解の程、よろしくお願い致します。
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